オススメの一冊です。
ブログ発の料理本は乱立状態…特にベジ本はよしあしも差があるし、そもそもブログで見られるのに
買う必要ある?と考える人も多いと思います。 しかし、ベジだとか著者が素人だとかは本当はどうでもいい話で、
単純に、簡単で美味しい料理が間違いなく出来る料理本という意味で評価したい本です。
内容はブログで発表したものから人気レシピを集めたので、はずれがないのでしょう。
いくつか作りましたが、とても美味しいです。
また、おかずになりそうなものはやはり食べ応えのある食材を使ったものが多く、たんぱく質のおかずが
当たり前なノンベジにもとっつきやすいのが嬉しいところ。
著者自身が「忙しいときは納豆とごはん、豆腐」と言っているように、野菜を頑張っておかずにしよう
という下手な気張りがなく、気楽においしいものが作れます。
調理方法も無理をしていない。 フープロ使ったりするのではなく、素材の食感を大事にしている
あたりも好感度高いですね。
味付けは「甘辛系」、「ぴり辛系」、「あとを引く系」が多く、おつまみやお弁当に向いています。
食卓をにぎやかにしてくれるレシピがたくさんありますよ。
ただ、味付けが濃い目なものが多い分、これ一冊があれば菜食生活間に合います、という本ではありません。
また、「作りやすさ」から言うと「あな吉さん」のほうが分量・素材の種類がシンプル。 後半の、タイ風カレーを作るのに
「アボカド半分」とか微妙に面倒な分量のレシピが散見されました。
マクロビなどを実践しているベジテリアンの方にとって使えるかどうかはわかりませんが、「美味しく野菜を食べたい」のであれば、
なかなか使えて、勉強になる一冊です。
スタイリングや写真も可愛らしくオシャレで、本棚に立てかけていても見栄えがいい。
著者の「無理せず、おいしい『あと一品』」というポジションで満足するスタイルは
とてもスマートだと思いますし、読んでいて気持ちがいいです。
ベジ本乱立状態の中で、「また『ブログ発』か…」と少し嫌気がさした頃に出た本。
トレンド的に手にとられにくいのではないかと思いますので、応援の気持ちも込めて★5です。