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うわさが走る―情報伝播の社会心理 (セレクション社会心理学 (16))
 
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うわさが走る―情報伝播の社会心理 (セレクション社会心理学 (16)) [単行本]

川上 善郎

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

うわさやニュースが人々の口から耳へと伝わっていくのは、その内容が「どうしても伝えたい」ことだからです。「どうしても伝えたい」という内容は、マスメディアから聞いた話(ニュース)ということもあるでしょうし、人から聞いた話(うわさ)ということもあるでしょう。さらに、一人ひとり自らが考え出し、創り出した話という場合もあるのです。

 ともすれば、マスメディア中心の情報社会の中で個人の発信能力はとても低く評価されてきたと思います。本書は、そのような「常識」に挑戦し、情報の発信者としての個人の力がいかに大きいかを実証的に示した本です。

 1995年は、阪神大震災、オウム事件とうわさが力を持った年でした。1997年は、インターネットが爆発している年です。うわさとインターネットと言うと全くかけ離れた存在のように見えますが、インターネット時代は、私たち一人ひとりが、「情報の発信者」になりうるのです。インターネット社会こそ「うわさの時代」のはじまりであるのです。一人ひとりの個人が自由に情報を発信できる社会は、マスメディアの発達していなかった時代がそうであったように、私たち自身が情報の伝播の主役になるのです。

 一人ひとりが「どうしても伝えたいこと」が自由に表現できる時代こそ、新しい「うわさ」の時代であるというのが本書の主張です。以下に簡単に本書の内容を示しておきます。

 1章 「歪められたうわさのイメージ」では、うわさについて誤解されている点を明らかにし、うわさの特質について述べられています。本書では、「社会情報」をつたえるうわさ=「流言」と、身近な周囲の人のうわさ話=「ゴシップ」、そして「都市伝説」などの「話」としてのうわさ話に分類しています。これまでのうわさ研究では、これらの3つのタイプを区別せずに議論してきたために、うわさのイメージはたいへんに混乱していたのです。

 2章 「うわさを研究する」は、社会心理学における最新の研究知見から、主に「流言」の社会心理学的な特質について触れられています。やや堅い内容ですが、うわさが流れる基本的なメカニズムが理解できます。

 3章 「おしゃべりとしてのうわさ」は、サラリーマンの社内のゴシップから主婦のうわさまで、日常の身近な人々にかんするうわさの特質に迫ります。私たちがアフター5にかわす社内ゴシップの特質が手に取るように分かります。

 4章 「うわさの管理」では、いわゆる「くちコミュニケーション」の特質を企業をめぐるうわさ話を中心に述べています。うわさに襲われた企業がどのようにうわさに対処したらよいかという「うわさの対処法、否定法」や、新しいマーケッティングにおける「くちコミュニケーション」の役割について、示唆に富んだ指摘がなされています。

 5章 「ニュースは誰が運ぶのか」は、著者の所属する「うわさとニュースの研究会」の3年以上にわたる研究結果から、ニュースの広がりは、実はうわさの伝播と本質的に同じであることを示しています。貴之花と宮沢りえの婚約発表ニュースから、麻原逮捕のニュースまで多様なニュースの伝播研究を解析し、マスコミの流すニュースも、私たちが「どうしても伝えたい」と思う程度によって、伝播の速度が規定されているという衝撃的な結論が示されています。

 6章 「電子メディア社会のうわさ」は、インターネットをかけめぐる「うわさ」についてふれられています。すでに述べたように、これからは、新しい「うわさ時代」のはじまりです。インターネットがどうなるかを議論する上での必読の一章です

内容(「MARC」データベースより)

楽しいうわさ、恐いうわさ、ゴシップ、都市伝説…話さずにはいられないのは、なぜ? マスメディアの原点「うわさ」の心理を幅広く解説。ニュース報道・電子ネットワークの話題にも言及。〈ソフトカバー〉

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