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うらおもて人生録 (新潮文庫)
 
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うらおもて人生録 (新潮文庫) [文庫]

色川 武大
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

優等生がひた走る本線のコースばかりが人生じゃない。ひとつ、どこか、生きるうえで不便な、生きにくい部分を守り育てていくことも、大切なんだ。勝てばいい、これでは下郎の生き方だ…。著者の別名は雀聖・阿佐田哲也。いくたびか人生の裏街道に踏み迷い、勝負の修羅場もくぐり抜けてきた。愚かしくて不格好な人間が生きていくうえでの魂の技術とセオリーを静かに語った名著。

登録情報

  • 文庫: 345ページ
  • 出版社: 新潮社 (1987/11)
  • ISBN-10: 4101270023
  • ISBN-13: 978-4101270029
  • 発売日: 1987/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 「叔父さん」語録, 2007/7/6
レビュー対象商品: うらおもて人生録 (新潮文庫) (文庫)
ホームドラマのモチーフで「やもめのおじさん」というのが昔はよくありましたね。
「男はつらいよ」の「寅さん」なんかはその典型です。
たとえば、一人の少年が、学校で挫折し、親兄弟から白い目で見られ、世間の人はみな自分よりえらく見え、顧みて自分がずいぶん惨めに見える、そんな屈託を抱いているとき、「やもめのおじさん」は登場します。「おじさん」はたいてい、少年に向かって、「あのさ〜」から始まって「ま、こんなこといってる俺だってざまぁないんだけどさ」で終わる、叱責とも慰めともつかぬ言葉をかけてくれる――
平成という世相のせいか、こういうホームドラマは少なくなりましたね。またあっても、「あのさ」と声をかけてくれるおじさんは出てこなくなりました。この本の本質は、そんな「あのさ」と声をかけてくれる「おじさん」の情緒であるといっていいでしょう。それを愛というのかやさしさというのかは知りませんが、社会が今それをなくしているのなら、社会はもっとそれを惜しむべきでしょう。
青少年向けに書かれた文章ですから、そういった世代の人たちに読んでもらいたいのはもちろんですが、大人たちこそ一読し「ま、こんなこといってる俺だってざまぁないんだけどさ」という目線で話ができる人間のえらさというのを、いまあらためて実感すべきではないかなという気がします。
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 あたたかい!, 2007/6/3
レビュー対象商品: うらおもて人生録 (新潮文庫) (文庫)
多くのレビューに私と同じ感覚があり、嬉しかった。色川氏の小説を私はうまく感じとることができないのだが、この本は、隣にどーんと色川氏が座っていて、どんな人も隣に座るのを許してくれるような感じです。そして座っているだけで心地いい。たまたま本屋でみかけて買ったのは、22歳23歳?くらいのころ。何年に一回読み返し、そのたびに発見がある。本当に大きな懐に守られているような、そういう感覚のある本です。こういう本は他に知りません。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 無頼漢からの贈り物。, 2005/10/17
レビュー対象商品: うらおもて人生録 (新潮文庫) (文庫)
数多くある色川武大氏の作品の中で、とにかく、愛が込められた作品だと思います。

幅広い人脈を持ち、様々な経験と想像を持った筆者にしか書けないリアリティと説得力があり、ふとした時に何度でも読み直して、自分の血に細胞に染み込ませたい、まさしく一生ものの作品だと、個人的にはそのぐらいの価値があると確信しています。

その年代で読む人は少ないのかもしれませんが、あえて十代の方に向けてお薦めしたい作品でもあります。

深く優しく、これからの人生を支えてくれる筈です。

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