4年前に「アフリカにょろり旅」を読んでからというものの、青山先生の本が出版されることをずっと待ち続けていました。
そしてようやく本書が出版されたことを知り、ワクワクしながら思いっきり読みました。
期待を決して裏切らず、笑わせてくれます。
たかがウナギですが、そのたかがウナギを必死のパッチ、悪戦苦闘する様子が、まるでその場に一緒にいているように伝わってきます。
ウナギを研究するということで、本当は日々すごく難しいDNA解析等、最先端技術を駆使した高度なことをされていることと思われますので、その反動というか、めちゃくちゃ泥臭いことを、限られた小額予算を工面しながら、ひとつひとつのプロセスを積み上げていく姿が眼前に浮かび、その姿がすごくおもしろいのです。
いうなれば、ウナギを探し求める姿、それはまるで”ドジョウすくい”のような格好なのです。
そんな格好したおっさん三人、いや、その道では高名な教授とその研究生二人が、ひょっこりひょっこりと首に手ぬぐいを結んで、ひたすらウナギを求めて川底を徘徊するって、実にアッパレなものです。
野趣あふれる情景が広がってきます。
それに加えて、この三人が繰り広げる漫才トリオ、いや、その道では高名な教授とその研究生二人が、ボケとツッコミ、いや、学術的成果を求めて口論しながらも、寒さや空腹、喉の渇きを必死に耐えて、ことがウナギだけあって、ひたすらに前進するところが、やはりアッパレなものです。
笑いのツボをしっかりと押さえてあり、実におもしろい本です。ぜひともおススメします。