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うつ病―まだ語られていない真実 (ちくま新書)
 
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うつ病―まだ語られていない真実 (ちくま新書) [新書]

岩波 明
5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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うつ病―まだ語られていない真実 (ちくま新書) + 心に狂いが生じるとき―精神科医の症例報告 (新潮文庫)
合計価格: ¥ 1,216

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

いまやうつ病は国民病、あるいは生活習慣病といってもいいほど一般的になった。だが、この疾患に対しては、軽症の場合でも経過を観察するだけでは不十分である。症状が進展すると、長期にわたる仕事からの脱落、さらに重症の場合は自殺へとつながってしまうからである。本書では、これまで一般に信じられてきたうつ病に関する診断や治療の誤りを正すとともに、患者および家族の指針となる臨床的な事実を提示する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

岩波 明
1959年神奈川県生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医、医学博士。都立松沢病院、昭和大学病院精神科、東大病院精神科などで精神科臨床にたずさわる。埼玉医科大学精神医学教室准教授。うつ病の薬物療法、統合失調症の認知機能障害、精神疾患と犯罪などを主な研究分野とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 228ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2007/11)
  • ISBN-10: 4480063943
  • ISBN-13: 978-4480063946
  • 発売日: 2007/11
  • 商品の寸法: 16.8 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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27 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 ヘミングウェイ・ヴィヴィアン・リーなど有名人から一般の人まで、自殺したり事件(事故?)に関与した"うつ状態"(私はあえて「うつ病」とは言わない)の人たちの病状や自殺などに至る経緯の具体的な紹介が大きな特徴。うつ病を「心のかぜ」と軽く見る風潮に対する著者の批判自体には同意できる。ただし、実例の中には統合失調症の色彩が濃い人や神経症的人格傾向をもつ人の例もあり、本書の例が典型的なうつ病の具体像と言えるかどうかは疑問。典型的なうつ病とそうでないものとの違いに注目する人には不満が残るだろう。
 また、抗うつ薬には古典的な三環系と新規抗うつ薬(SSRI・SNRI)があるが、著者は新規抗うつ薬派で、三環系の副作用を重いと見、年配の医者ほど三環系を勧めると皮肉をこめて言うが、うつ病にかかった私には逆に、新規抗うつ薬で重い副作用(攻撃性など)が出る。薬の副作用は人それぞれ。新規抗うつ薬が優れるという現在の風潮を強めそうで危険を感じる(実際私は若い精神科医に新規抗うつ薬を強く勧められ、断るのにたいへん苦労した)。新規抗うつ薬を安易に信用しない「年配の医者」とは、そういう決めつけに慎重なベテランで、むしろその姿勢に学ぶものがあるのかもしれない。
 読み終えて、結局、本書は、うつ病かどうかはともかく、自殺などの深刻な社会問題とそれを助長する日本人の国民性との関係に焦点を当てた本ではないかという印象を持った。そういう意味では、日本人の国民性に警鐘を鳴らす著者の意見は一読に値する。
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33 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
著者の、うつ病(気分障害)は、心の風邪などという生易しい病ではない。下手をすると、命に関わる危険な病である…と言った趣旨は、正しいと思う。だからと言って、新聞や週刊誌の記事になる様な悲惨な事件(自殺・無理心中など)を次々と取り上げ、その根拠とするのは、いたずらに、かつてあったような精神疾患への偏見をあおり、それこそ「危険」であると思う。「うつ病(気分障害)は、心の風邪」と言ったキャンペーンが張られたのは、この病が、早期に治療開始すればするほど、また、早期に回復するものであるからであり、精神神経科への敷居を下げる上で大変効果があったものと考える。著名人のカミングアウトが続いたのも、この傾向を後押しした。著者は、最近特にこうしたセンセーショナルなタイトル・目次・内容で次々に出版物を出しているのが気になる。しかも、告発ばかりで、解決に向けた提言は投げ出してしまうのである。いったい著者は、これらの本を手にした人々の、患者の、その家族の…思いを想像したことがあるのだろうか。特にこの本はメインのタイトルが「うつ病」とだけあり、全くこの病の知識がない人々が手に取る可能性が高い。精神神経科のプロであるならば、上記の点にも「神経」を使って欲しいものである。
このレビューは参考になりましたか?
37 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 一般内科の外来で様々な慢性疾患に伴う気分障害(軽症うつ病)の治療に携わる医師の一人として、専門医の日常遭遇する精神疾患の奥深さと危険性について非常に示唆に富む経験が得られたと思います。気分障害はいわゆる”心の風邪”として、気軽に安定剤あるいはSSRI、SNRIという新しい抗うつ剤を投与して非専門医でもある程度の効果が上げられるのですが、効果の程度はプラセボ40%に比べて、せいぜい+20%に過ぎない、との指摘など、MRさんからは直接聞けない抗うつ薬についての知識は非常にためになり、プライマリーケア医としてうつ病の治療に携わる第一線の臨床医に是非読んでおいてほしい本です。
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最近のカスタマーレビュー
具体的な筆者の臨床例が少なく、精神科医としての立場を超えた対処論があまりにも少ない
うつ病は非常にリスクの高い病気で他の精神疾患の入口になる危険性は分かった。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: つかまこ
作られるうつ病バブル
うつ病の広がりや背景を指摘する論理が雑だと思う。医者なのだからうつ病に苦しむ人にとってプラスになることを書いてしかるべきなのに、この本で「うつ」の苦しみが多少でも... 続きを読む
投稿日: 2009/12/28 投稿者: シードン
自殺大国日本の真実…。
本書の内容はプチうつなどと軽々しく表現されるようなものではありません。... 続きを読む
投稿日: 2008/12/3 投稿者: White Spirit
もっともな意見だとは思うが少なくとも軽症うつ向きではない。やや露悪的だ
最近増えている「うつ病」は、うつ病なのかそうではないのか……
そういう議論は多い。私はその議論そのものにあまり意味を感じないのだが、... 続きを読む
投稿日: 2008/1/31 投稿者: 辰己
できる人はできる。脱帽。
この著者の著作はだいたい目を通している。これまで彼は,業界(精神科医療)では当たり前のことを上手に(ときには露悪的に)一般の人々に紹介してくれるという活動を展開し... 続きを読む
投稿日: 2007/11/10 投稿者: エヌ爺
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レビュー内容への疑問 0 2008/07/21
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