著者は薬に対する大変なアレルギーがあるようです。
内科の疾患でも病気の原因や明確な治療法が確立されていなくても、
臨床的にステロイド剤が有効な症例などは多々あります。
否定的な研究結果のみを用いて製薬会社や抗うつ薬を批判するのは、
結局薬を飲んでいる自分をプライドが許せないだけと思われても仕方がないでしょう。
医師が薬を処方するのは、デメリットよりもメリットの方が大きいからです。
この本を読まれた方は
ビジネスマンの精神科 (講談社現代新書)(岩波明 著)という本を読まれることをオススメします。
東京大学医学部を卒業された精神科の医師が書いている本で、
DSMなどの診断基準が作成された経緯や薬物療法の有効性に関して非常によくまとめられています。
うつ病を専門にしている精神科医の言うことより、
ジャーナリストの言うことの方が正しいと思う根拠はないでしょう。
不安なことは主治医にぶつければいいだけで、どうかこの手の本に治療を妨げられないでください。