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うつくしく、やさしく、おろかなり―私の惚れた「江戸」 (ちくま文庫)
 
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うつくしく、やさしく、おろかなり―私の惚れた「江戸」 (ちくま文庫) [文庫]

杉浦 日向子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

あっけらかんとお目出度く生きようとしていた江戸の人たち。彼らの暮らしや紡ぎ出した文化にとことん惚れこんだ著者が思いの丈を綴った最後のラブレター。

内容(「MARC」データベースより)

あっけらかんとお目出度く生きていた江戸人たち。彼らが営んでいた暮らしや紡ぎ出した文化にとことん惚れ込み、その思いの丈を綴った最後のラブレター。過去のエッセイ・談話・講演などから「江戸」にふれたものを編む。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 232ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2009/11/10)
  • ISBN-10: 4480426604
  • ISBN-13: 978-4480426604
  • 発売日: 2009/11/10
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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37 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By unjour
形式:単行本
杉浦日向子氏の十数年にわたる血液の難病とのたたかいを知ったのは 亡くなる少し前だった。

テレビで拝見していた限りでは その片鱗を少しも感じられなかった。

でも、その事実を知ってからは だからこその感性であの筆さばき、たおやかな語り口調であったのかともうかがえる。

この本は亡くなってからの出版となってしまったが、江戸に惚れた著者の集大成の作品としてまとめられていると思う。

江戸に惚れるきっかけかもしれない・・・という「蕎麦」についての記述もおもしろい。

「江戸は 手強い。が 惚れたら 地獄だ。」

その地獄を深く愛した最後のラブレター らしい・・・
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ringmoo トップ500レビュアー
形式:文庫
このエッセー集を読んでいると、サブタイトルの『私の惚れた「江戸」』と言う言葉がぴったりくるような作者の「江戸」への愛着がひしひしと迫ってきます。

このエッセー集の構成は、「粋」と「遊び」、「くらし」、「食」の三つの括りから成り立っていますが、その一つ一つの文章から、「江戸」の意外な一面を知り驚かされます。
それは、私たちがTVドラマなどで見ている江戸庶民の「くらし」が、決してそんなものではなかったと言うことです。
ほとんど外食に頼っており、適当な時間に食事をする生活など、考えられもしませんし、そこから生まれた「江戸前」の食事の数々など、ただただびっくりするだけです。

そんな中でも、どのエッセーからも感じられるのは、現代への問題意識です。
三百年続いた平和な時代である「江戸」と、戦後の平和を謳歌している現代と、そこには大きな開きがあります。
「足る」を知った「粋」な生活をしていた「江戸」の時代に対し、現代の「飽食の時代」の問題をつくづく考えさせられます。
「江戸」の時代に戻るのではなく、「江戸」の時代の考え方を現代人も熟知し、考えて生活すべきなのかも知れません。
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By nh
形式:単行本
ぼくは江戸時代に憧れているが、杉浦日向子さんには叶わない。杉浦日向子さんは江戸の暮らしや人々を愛しているのだ。
この本は、杉浦日向子さんのエッセイをまとめたもので、書き下ろしではない。
あるテーマを持って、江戸を解説したものではない。

それなのに、1つのテーマ性があるのは、そのテーマが「私は江戸に惚れた」だからだ。
どうやら、杉浦日向子さんによると江戸は男でいうとダメ男らしい。格好つけるけどだらしなくて、意気地もないらしい。

江戸に住む人は圧倒的に男が多かったということは聞いていたが、自炊をほとんどしなかった。三食定時に食べていたのは、武士と商人だけで、町人はお腹が空いたときに食べていたとは!

蕎麦も食事ではなく、小腹を満たすものであり、蕎麦で満腹は粋でないとか。
夫婦も共働きだが、オッカサンは自分の稼ぎはすべて自分の小遣いであり、一家を養うのは亭主の稼ぎと決まっていたとか。

この本とは関係ないが、「見栄は生きる活力だ」ということを聞いたことがある。
そして、江戸時代の男たちも同じ事を行っていたのかなと思い始めた。
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