「春はあけぼの〜」で始まる有名な学生時代にみなが一度は勉強したことのある『枕草子』をとてもわかりやすい解説、そして美しい挿絵つきでまるで絵本を読んでる感覚で楽しませてくれる素敵な一冊です!!
春の魅力があけぼのなのは理解できますが、冬の魅力をあえて一番辛いつとめて(早朝)だと言い切る清少納言の潔さ、そしておつかえしていた定子へのひたむきでいじらしい程の憧れもとても素直に伝わってきて、いつのまにか清少納言の気持ちになりながら読めるのも魅力です。
宮中内での堅苦しい、そして口さがない人達の中での生活にあってしても、小さいもの、普通なら見過ごしてしまいそうなものをいとおしんだり喜ぶ清少納言の鋭くてみずみずしい感性をつくづくと見習いたいと思いました。
また、そういう彼女の幸せを見つける達人としての感性をうまく伝えてくれる清川妙さんの文章も読みやすく、そして読んでるうちに幸せな気持ちになれる素敵な本だと思います。
ちょっと疲れた時などにも開きたい、私にとっての大事な一冊がまた増えて嬉しい気分です。