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うつくしい子ども (文春文庫)
 
 

うつくしい子ども (文春文庫) [文庫]

石田 衣良
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

弟が九歳の女児を絞殺。逮捕の瞬間から、街に家族の居場所は無くなった。でも僕はここで闘う。弟を凶行に駆り立てた何かを探して

内容(「BOOK」データベースより)

緑豊かなニュータウンを騒然とさせた九歳の少女の殺人事件。犯人として補導されたのは、ぼくの十三歳の弟だった!崩壊する家族、変質する地域社会、沈黙を守る学校…。殺人者のこころの深部と真実を求めて、十四歳の兄は調査を始める。少年の孤独な闘いと成長を痛ましくもみずみずしく描く、感動のミステリー。

登録情報

  • 文庫: 285ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2001/12)
  • ISBN-10: 4167174057
  • ISBN-13: 978-4167174057
  • 発売日: 2001/12
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (93件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 251,777位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 3.0 これはこれで, 2004/8/10
レビュー対象商品: うつくしい子ども (文春文庫) (文庫)
少年犯罪という問題の渦中に放り込まれた、加害者の家族としての
主人公から見た一連の事件顛末というか。テーマの割に、
ドロドロ感や心苦しくなるような切実さは感じませんでした。
良くも悪くも。

主人公の感性が現代的で、文体が独特ながら軽妙で読みやすいのは
著者の持ち味ですね。ただなんとなくきれいごとめいていて

作品として線が細い印象。これも著者らしいといえばそうかも。
ラストあれでいいんだろうか。

少年犯罪という重たいテーマを踏まえて読むとちょっと物足りない、
浅いと正直思いましたが、話としてはまあ楽しめたし石田衣良らしい
筆致の作品でした。

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 もどかしい思い, 2007/10/19
レビュー対象商品: うつくしい子ども (文春文庫) (文庫)
 少年犯罪をテーマにしているということもあり、その結末はどう転んでも、もどかしい思いをぬぐい去ることはできません。本書もそういった印象でした。しかし犯罪にまきこまれた被害者と、その周辺にいる人、また犯罪者と、その家族などの心理描写、舞台設定は見事で、現実に起きたある事件を受けて執筆されたという事実を裏付けるようでもあります。
 
 本書は石田氏の他のどのシリーズ(池袋ウエストゲートパークなど)とも違い、小気味の良いテンポ、若々しいリズムなどはあまり感じられませんでした。東野圭吾氏の作品のような、程よいテンポとリズムと重厚さの調和が、読んでいて心地いいようでもあり、その世界に感化されて気分が重くなるようでもあり、読者の捉え方によっては様々な印象をうけるのではないかと思いました。
 やはり石田氏の作品ははずれがない。そういった意味で私にとって安心して、本を新たに開くことのできる小説家であると言えます。本書も多分に漏れず、違ったテイストではありましたがとてもおもしろかった。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 愛で真相にせまる, 2004/7/21
レビュー対象商品: うつくしい子ども (文春文庫) (文庫)
 13歳の弟が少女を殺してしまった。14歳の主人公は、その現実を正面からとらえ、逃げない。弟を愛し続けたのだった。その愛は兄にとってとても自然なことで、弟を憎むことなんて考えられなかった。そういうありのままの態度は、学校の友だちに受け入れられ、ある新聞記者の共感を買い、両親をなごませる。そうしているうちに、思いがけず事件の真相にたどりついた。愛が期せずして彼を真相に導いたのだ。

 この作品は社会はミステリーだ。石田が書きたかったのは、実際に起こった事件に対する社会の反応への警鐘である。ああいう事件に対して、社会は何らかの納得いく説明を求める。家庭環境とか、本人の異常な性格とか、自分が汚染されないような理由をみつけて安心しようとする。もちろんあの事件が自分の周囲では起こりえないと感じるのは自然であるが、安易な、興味本位の理由を見つけてはいけないのだろう。

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