内容紹介
「私をスキーに連れてって」「病院へ行こう」
「僕らはみんな生きている」「彼女が死んじゃった。」
など数々の作品を手がける人気脚本家が書いた
爆笑と感涙のうつ病体験記
ワンダーランドに迷い込んだのは、家族も同じだった。
この本を書くために、当時のことを訊くと、妻は、最初は怒りながら、
最後はあまりの酷さに笑い転げながら、知らなかった出来事を教えてくれた。
僕も、初めて出会う自分である……。
小一時間ほど話したとき、松山先生が口を開いた。
「一色くん。きみは、うつ病だと思う」
びっくりだ。
自分が病気だとは、想像さえしていなかった。
気持ちが沈み、抜け出せないことも、
限度を過ぎると病気なのだと、初めて知った。
この気鬱は、「気のせい」ではなかったのだ。
咳と熱に長く悩まされた人間が、
「あんたは風邪だ」
と言われて仰天するような間抜けさだ。 (本文より)
うつ病に罹っている人。
うつ病患者を家族、恋人、友人に持つ人。
この拙い本が、せめて定価程度には役に立ってくれたらと願っている。
一色伸幸
内容(「BOOK」データベースより)
「彼女が水着にきがえたら」「病院へ行こう」等の脚本で有名な著者は律儀なるが故に精神的に追いつめられて薬物中毒になる。が、様々な奇行の果てに辿りついた精神科医に「うつ病」と診断されたことで心が軽くなり、周囲に温かく見守られていく中で…。発症から克服までを軽妙なタッチで描く、笑いと感涙のうつ病体験記。
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