本屋でみかけたときに、帯の角田光代さんのコメント
「なんかスゴイ!」がすごく気になりました。
そのときは買わなかったのだけれど、後日に結局購入。
「なんかスゴイ!」というのがよくわかりました。
すごすぎちゃって、うまくいえないのです。
ライブペインティング絵本ということですが
いつも通りの荒井良二さんの絵本だと思います。
にわとりの「うちゅうかあさん」から産み出された
ぼくやきみ、他の動物たち。
みんなみんな、「たまご」です。
楽しいときも悲しいときもあるけれど、
そこにはいつだって色があって
その色は、つねに「うちゅうかあさん」の暖かさに包まれている。
だから「ぼくたまご」や「きみたまご」は、「たまご」らしく
自分の内なる宇宙で安心してころころと転がっていられるのです。
そして、たまごであることを存分に謳歌したあとは
誰もが「うちゅうかあさん」になる。還っていく。
それは、誰かとコミュニケーションすることで
感情や物や運動や、もちろん子どもも含め、
何かを産み出すという人間誰もが持っている力を発揮すること。
だから暖かく色が踊っているんだと思います。
この絵本は人が本来持っている力を賛歌しているようでもあります。
宇宙規模の人間賛歌がこの本の中には広がっているように思えました。