【苦しい時は あたしが助けてあげるから】
代々城主を勤めた高月家と、それにお庭番として仕えた戌井家。
今なおその主従関係は変わらず、高月花織にはお目付役兼ボディガードとして戌井遥が常にそばに。
厳しい制約を強いられる超箱入り娘生活から自由を手に入れるべく、花織お嬢様は奮闘する日々で…。
この2人を中心とした、主従ラブコメ×ファンタジー風味。
この巻で戌井4兄弟勢揃い。
みなさんは誰がタイプでしょうか。
相も変わらず我がまま言い放題で暴れまくるじゃじゃ馬お嬢様と、それをさらりとかわしながらも、どんな時でも全力で彼女を守るクールなボディガードの組み合わせが可愛くて仕方ない。
その愛らしくてロリポップ調な絵と展開に隠れがちかもしれませんが、お嬢様とお庭番を結びつける絆・設定がかなり秀逸です。
『高月の姫様は愛する者ができると短命になる』。
高月の女が、花織が生まれ持つ、ある不思議な“ちから”。
その恩恵を賜った戌井一族は、時を超え現代でもなお、高月の姫を守り抜くことを使命として花織のもとに集結します。
その忠誠心たるや花織にとっては迷惑以外の何ものでもなく、ちょっと度を超してるといっても過言ではなさそう。(特に遥さん)
なぜなら、花織自身はその“ちから”に気付いていないから。
今巻における私の注目は、ようやく登場した戌井家長男・隼でもなく、異様に若い花織のじいさまでもなく、花織を理解し始めた友人・園ちゃんでもなく、花織のコスプレ姿でもありません。
第7話。これにつきます。特にラスト2ページ。
じいさまが花織に会わない本当の理由、じいさまと父親が抱える後悔と寂しさ、それを知らずにただ思う、花織のささやかな願い。
様々な思惑が交錯するこのシーンで、つくづく残酷だな…と思いました。
戌井家の4兄弟が揃ったことで、いよいよ加熱する花織を巡る恋の(?)バトル。
もちろん花織とポチのハッピーエンドを期待したいけど、これからどう転ぶかわからないので予断を許しません。
追いかけるべし。