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32 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
本当に多くの人に見て欲しい映画,
By レエン・コオト (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: うた魂♪フル!!!(初回限定生産2枚組) [DVD] (DVD)
この映画がこういう映画だということが、実はあまり知られていないんじゃないかと思います。つまり、これほどまでに感動を呼ぶ映画だということが。 映画館に設けられていた宣伝コーナーを見て、夏帆の爽やかな「歌い顔」と、ゴリのデフォルメしすぎ番長の以外なはまりっぷりに惹かれるところがあった反面、"うた魂"の軽〜い感じのロゴと、あからさまにスイングガールズの二番煎じな雰囲気に、興味と疑問符が半々だったのを覚えています。 実際、世間の見方も、スイングガールズの次はこれね、という感じで、あんまり疑いを持たずに食いつく人は食いつくし、そういうものにすべからく斜に構える人は色眼鏡で見るという、それ以上でもそれ以下でもなかったんじゃないかと思います。 単にそういう映画で終わる可能性も、十分にあったんじゃないかと思うのですが。 ひねりの弱いストーリー。 とってつけたようなキャラクター。 たまに顔を出す、意味のわからない演出。(唐突に活字が入ったり、CG使ったり・・・。) 爽やかで可愛い女の子たちに適度に個性派キャストを付け加えて、ほっといたってある程度の感動は生まれる学園部活ストーリーをやらせて、結果口当たりのよい青春感動作に仕上がりました・・・、で終わっても全然おかしくなかったんじゃないかと。 ただ、この映画はそこで逆転があります。 ずばり合唱です。 これが、すごいんです。 見た人はわかると思うんですけど、もう、これで、勝ちです。 でもそれは、単に合唱のシーンがいいというだけじゃないような気がして・・・。 きっと、あれだけの歌を仕上げるには、相当の練習を積んだんだと思うんだけど、その中で、出演者や製作者の中に生まれてくるものがあったんじゃないかと思うのです。 映画のメインテーマとなる「歌」を作り上げていく、その過程そのものが、この映画に力を与えていたんじゃないかと。 最後の場面、・・・見たらわかります。 単なる映画のワンシーンじゃないですから。 その直前の主人公のセリフどおりのことが起こっているように、自分には思えました。
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
熱い「歌心」を盛り込んだ映画,
By
レビュー対象商品: うた魂♪フル!!!(初回限定生産2枚組) [DVD] (DVD)
美しい合唱よりもハートのこもった合唱の方が観客への訴求力がある、ということを描いています。ガレッジセールのゴリ(熱演ですし、画面を引き締めていました。役者としての才能を高く買います)をリーダーとする「湯の川学園」の怪しげなツッパリたちが歌う尾崎豊の「15の夜」は、感動的な合唱だったと拍手しますし、心が震え、涙もしました。後のシーンで歌う尾崎豊の「僕が僕であるために」と同様、ハートの大切さは十分に伝わりました。多分この映画で一番感動を受けるシーンだったと思います。 『天然コケッコー』で天真爛漫な中学生を演じた夏帆の魅力が出ていたかどうかは難しいですが、七浜高校合唱部が歌った高田三郎の合唱組曲『水のいのち』の「川」はしっかりとした演奏でした。ピアニストの徳永えりさんは、『フラガール』で蒼井優の親友役を好演していました。今回も吹き替えなしのピアニスト役で、演技もピアノの技能も満足できるものです。 途中、あるエピソードで薬師丸ひろ子さんがステキな歌唱「Oh My Little Girl」を披露する場面がありましたが、ハートフルで訴求力のある歌声でした。いいですね。 また「合唱をなめてんじゃねーゾ!」というゴリさんのきめ台詞は痛快ですし、この映画のポイントをなすものでした。 青春群像とでも言うべき作品ですが、吹き替え為しに10代の俳優(20代も30代の高校生もいましたが)が真剣に合唱に取組んだ姿勢は評価できます。熱意が伝わらないと感動は伝わりません。ラストのクライマックスの合唱シーンも、エキストラの高校生たちの表情とともに多くの映画出演者の熱い気持ちが映像を通して伝わってくる場面だと感じました。
29 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
柳の下にどじょうがまたいました。高校時代に戻りたいと思わせる秀作です。,
By
レビュー対象商品: うた魂♪フル!!!(初回限定生産2枚組) [DVD] (DVD)
スウィングガールズ等に連なり、部活動を通じて主人公が成長し人の輪が広がる様を描いた作品。またかと思う人もいるかもしれないが、私が劇場やDVDで観たこの種の作品の中では一番感動した。監督が「彼らを見て、高校時代に戻れるなら戻りたいと初めて思った」と語っているのも納得でき、事実私もそう思った青春謳歌の傑作である。合唱部の話なので、高校時代に合唱部に在籍していた妻とこの映画を観たのだが、妻も普段合唱部の合唱には関心のない私も本作品で繰り広げられる歌、合唱には文句なしに魅了された。選曲がユニークで、主人公達の女声コーラスもさることながら、特に尾崎豊の曲を歌う湯の川学院の男声合唱の迫力には圧倒された。この常識破りの、しかし歌にソウルをこめた合唱は本物で最大の聴きものだ。最後の「奇跡」に至る流れにも不自然さは感じない。薬師丸ひろ子、間寛平等の脇役もツボを心得た演技で、特に薬師丸ひろ子の最近の充実ぶりは本作でも光っている。夏帆がソプラノパートリーダーであること、ゴリが高校生を演じていることに違和感がないとは言えないが、そういったことはすべて吹き飛ばすだけの、歌、合唱そして青春時代の輝きに満ちた作品だ。そしてこう思う。ああ、ひと夏でよいから北海道で高校生活を過ごしたかった!
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