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21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
レビューの書き直し,
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レビュー対象商品: うさぎのルーピースー (単行本)
他の方々のレビューを読んで、びっくりしてしまいました。何だか、ウーン…考えてしまいます。 で、レビューを書き直すことにしました。 物語を聞いても、絵を見ても、あるいは1つの言葉を聞いても、 そこから受け取るものというのは、 それぞれの個性や経験によって、驚くほど違うものなんだなぁ…と、しみじみ感じました。 芸術と呼ばれるものは、須くそういうものだとは思いますが、 この本は特に、伝わる人には伝わる、伝わらない人には伝わらない作品なのでしょう。 なぜなら、この絵本は「説明的なもの」を一切排除しているから。 その点にも、私は深く感銘を受けたのですが、 読者(わからない人)にとっては、ある意味、不親切な表現といえるのかもしれません。 しかし私は、この絵本を本屋で手に取り、うかつにも店頭で涙が止まりませんでした。 万人に解りやすく説明を重ねるようなやり方ではなく、 この本は、これ以上ないほど素朴に、生と死を語っています。 その素朴な語りかけが、思いがけず、力強く、心を掴んで放しませんでした。私は本当に心打たれました。 絵本という媒体で、こういうことが出来るんだ…!と感激しました。(谷内こうたさんの「のらいぬ」を読んだ時にも、同じ様な衝撃を受けました。) この絵本は、これ以上あえて解りやすく語っていない点で、まさに比類ない作品となっているように感じます。 私にとって「うさぎのルーピースー」は、本当に特別な一冊です。
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
踏み絵となる絵本。物議を醸す予感,
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レビュー対象商品: うさぎのルーピースー (単行本)
他の命の膨大な犠牲と、あらゆる命の膨大な恩恵があって、初めてここに、自らの命がある。 このことに真に気づいた者だけが、 「生は死であり、死は生である」こと、「他者は自分であり、自分は他者である」ことにも気づく。 この死生観、世界観・・・アメリカインディアンや禅の教えに代表される・・・から遠く離れた者には、 この類稀な絵本は全く理解することができず、的外れな感想しか持てないだろう。 血と汗と泥にまみれることもなく、手のあかぎれに苦しむこともなく、 何の残酷さも痛みも、震えるほどの感謝も感じないまま、 スーパーでお手軽に野菜やお肉のパックを買い、普通に日々の糧を得ることができる現代日本のような文明国では、 「命」というものの感触は、恐ろしいほど忘れ去られている。 このような社会で、この絵本の真意がどれほどの人々の心に届くだろうか。 この本は「気づいている者」と「気づかざる者」によって、 賛否両論、見事に分かれるに違いない。
12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
魅力的な絵ではありますが…,
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レビュー対象商品: うさぎのルーピースー (単行本)
死について語るのはむずかしい。経験者はこの世に存在しないから。朝、野うさぎの子供が女の子の机の下で死んでいた。 いったい何がおこったのか? どうして家の中に入ってきたのか? それを知る手がかりは、作中に何も描かれていない。 不自然な状況の死 という事実だけが我々に突きつけられる。 それにしても、なんと可愛らしい死体だろう。 これは、作品の魅力であると同時に欠点でもある。 女の子によるうさぎの扱いは、あたかも野山で見つけた珍しい木の実や、 きれいな花を扱うのと同じだ。これは死を特別視せずに、自然に存在するものの 一部として扱っているのだろうと好意的に解釈したい。 ただ、意地悪な見方をすると、もっと醜い死体でも同様に扱われたのかどうか? あくまでも作者の世界観の範囲で用意された死であると感じました。 その意味では新境地と言うよりも、今までの延長上の作品と言えるでしょう。
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