住宅事情からペットが飼えないので、ベランダでプランターで花でも育てようかと思っていたところ、この本を見つけ、俄然、野菜を育ててみようという気持ちになりました。「ずぼらガーデナーのやさい日記」とサブタイトルが示す通り(失礼(^^;)、作者の大橋さんは「人生は失敗してなんぼでしょ」と微笑みかけてくれます。本当にできるのかな?と半信半疑で読み始めると、冒頭の「イチゴ栽培」から、大橋さんの「恐るべき勘違い!が登場。うまく育てられず困り果てたお姿に直面します。野菜栽培に次々と挑戦するたび、途方に暮れ、なすすべのない大橋さんに、大変失礼ながらとても親近感がわき、好感がもてました。
本の構成も読みやすいものでした。まずは途方に暮れる大橋さんのお姿が、抱腹絶倒の漫画で紹介され、次に読み物として続くので、野菜栽培に無知な私までハラハラドキドキしながら、最後まで読み切ってしまいました。「なーんだそうだったのか!」とちゃんと解決策を見いだす大橋さんのエネルギーはとっても素晴らしく、最後には育てた野菜を美味しく食べるレシピまで教えてくれるのです。その逞しさと読者への優しさに思わず拍手を送りたくなります。
我が家には庭がないので、自分で野菜を作るなんて夢のまた夢と思ってあきらめていましたが、プランター栽培ならできるかも! とっても元気になれる素敵な一冊でした。