他の方もレビューでコメントしてますが、対話形式をのところで少々言葉使いが悪くて、
読んでて気分を害するところがあります。人と話しているときには気にならない言葉も文に
すると印象が悪いものもあるので、編集がちょっと気を使えば文の意味を変えることなく
直せるのになと。このせいでちょっと読者を選ぶ本になってしまっていると感じます。
上記を差し引いての感想ならとても面白いですよ。いいクルマ・ダメグルマと好きなクルマ・
嫌いなクルマは違う。著者はクルマを評論するときに、感情を排してクルマの価値を述べよ
うとしているのだろう。第二章「中古車世界遺産」のあたりから面白さが加速していくよ。
世界遺産の認定基準の話を素材として価値とは何かにつながり、では中古車の価値はとなる。
このへんのところは本当に面白いよ。
各車の書評も台数少ないが、そのへんのポエム混じったような評価と違い、ちょっと離れた
ところから車をみているようなクールな感じがあります。きっと著者はクルマ本当に好きな
んだろうなぁ。クルマが好きじゃなきゃこういう文章書けないだろうと思うね。これ読んで
気に入ったのなら、「クルマはかくして作られる」もお薦め。