著者は、かつて自らも大学を18年かけて卒業するほどの「筋金入りのグズ」だったという。本書は、グズ克服者として、いまやタイムマネジメントの専門家として活躍する彼女による、本当に親身になったグズの克服(と予防)のための指南書である。
何よりも説教調でないところがうれしい。物事を先延ばしにしてしまうグズの哀しさや、グズなりの「だって…」という理屈をきちんと汲み取ってくれたうえで、「でもね…」と優しく、わかりやすく読者を説得してくれる感じが、何とも心地よい。さすがグズ体験者の著者だけに、グズな人の気持ちに染み入るようなアドバイスの筆が冴えている。
グズ克服の秘訣は、リストの作成にあると著者は説く。「頭で考えるな! インキで書こう!」という言葉には、当たり前なだけに新鮮な発見がある。何をなすべきか、頭の中を整理し、必要な場合は仕事を細かく分割する。さらには目標達成時の「自分へのご褒美」で意欲を高め、逆算調整で時間配分を決める。肝心のリストをなくさないようにと、その置き場所のアドバイスまでしてくれる著者の親切には、グズならずしても感動するだろう。
本書冒頭に、「やりたくない仕事を一番先にやりなさい」とあり、それができれば苦労はしない…と思った。だが読了後、本書のアイデアを使えばできるかも、と思った。(濱 籟太)
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すでにタイムマネジメントの本は幾冊かは読んでいるので、この本の冒頭を読んだ時は、すでに読んだようなことばかりだ、という印象だったが、さまざまな日常発生するグズ特集を読んでいるうち、「あるある!それは私だ!」と、この症状は私だけではないことにも安心した。正直いって、自分はADHDかも、とも思っていたのだが、とりあえず、この本を読んで、このクセは治るかもしれないと思えてきた。
「アンチグズ」と「グズ」の違いは、その「やるべきこと」の時間を図れないこと。アンチはたった10分あれば、それを片付けられることを知っている。グズは、その数十倍の時間を悩むことにかけている。この本でたびたび提案される「リスト作り」は、冷静に時間を算出する訓練にもなる。
グズを抱えていることは、人生を楽しむ余裕を放棄しているだけではなく、経済的にも、多大な損失を招く結果になる。グズを治せば、海外旅行を楽しむお金も、余暇も手に入る。--と作者のリタさんは説く。
この本を読んで、いつまでも自分に「グズ」のレッテルを貼って置きたくない、という強い気持ちが生まれた。現在少しずつではあるが、グス矯正中であ。私のように、「どうもこのクセが人生で致命的になりそうだ」と悩んでいる人には、お薦めの一冊。
この本は書いている内容はとても良いのですが、翻訳がちょっと直訳的な表現が多く、読みにくいというかテンポが悪くて、面白くはありません。ただ淡々と単調に「これは○○なのだ」という箇条書きのような文章で、一気に読破するのはキツイ印象です。1日1項目という感じで、分けて読むと、より心に染み込む何かがあるかも知れません。
気持ちだけは人より負けないぐらい行動してるのに、実 際には何も解決していないことが山積みになっている!!という方が即実行できる、特効薬的な本だと思います。 もちろん内面からもグズを治療してくれる面白い本です♪
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