内容紹介
「どうも発想がありきたりだ」「イマイチのアイデアしか出てこない」――。
優れた発想は、ロジカルシンキングを使っても、フレームワークに落とし込んでも、生まれない。そんなときは、発想の“視点”を変えてみることだ。
●ボストンコンサルティンググループ、アクセンチュアで活躍したコンサルタントの実戦を踏まえた発想法
本書は、ボストンコンサルティンググループやアクセンチュアで活躍した戦略コンサルタントが教える、とびきりの発想を生む視点のつくり方の本。「比べる」「ハカる」「空間で観る(深掘る)」という誰でもできる3つの視点(手法)を使って、センスのある発想を発見できる。実際のコンサルティングにおける、著者の“発見”事例を交えた解説も豊富で、これまでと違った見方で発想したい人、さらにジャンプしたアイデアを見つけたい人はもちろん、コンサルタント志望の方にもお勧め!
●「比べる」「ハカる」「空間で観る」だけで、誰もが発想の達人に!
本書で使う方法は、「比べる」「ハカる」「空間で観る(深掘る)」の3つだけ。例外や周縁と比べて新しい戦略を発見する方法、行動や「カン」をハカってユーザーや未来のヒット商品を知る方法、「JAH法」を使って言葉を深掘ることで、アイデアを拡げる方法、など、どれも新しく、実用性の高い方法が満載。視点力を鍛えるミニトレーニングも付いており、発想力を鍛えたい人のヒントになる。
内容(「BOOK」データベースより)
著者からのコメント
私自身が、BCGやアクセンチュアで戦略コンサルタントとして過ごした19年半の間に身につけ、また創り出してきた『発想の技術』が、3つの「視点」となっています。
それは「比べる」「ハカる」「深掘る(空間で観る)」です。
ヒトはジャンプがしたいと思いながら、やることは極めて保守的です。
例えば消費者アンケートを採るときも、社内の意見を聞くときも「多数派」の「共通点」を探そうとする。そんなところに決してジャンプなど無いというのに。
飛躍を求めるなら、「多数派」でなく「少数派(例外)」を訪ねましょう。「共通点」でなく「矛盾」を探しましょう。その奥に、きっと面白い発見があるでしょう。
「比べる」べきはそこなのです。
・比べる視点1 比べて「矛盾」を探す
・比べる視点2 広く遠く比べて「不変」「変化」を探す
・比べる視点3 「例外」と比べる
・比べる視点4 「周縁・その他」を探り比べる
「ハカる」もそうです。当たり前のモノをまじめにハカることで、ブレークスルーが出ることも多いでしょう。
この本では頑張って、3つのハカり難いものに挑戦しています。「ヒトの心」「未来」「塊」の3つです。
・ハカる視点1 ヒトは聴かずに「観て」ハカる
・ハカる視点2 未来は目利きの「カン」を定量化してハカる
・ハカる視点3 塊は「バラして」つなぎ合わせてハカる
いずれも、挑戦しがいのある難物たちですが、そこでの事例はあなたにきっと新しい視点を与えてくれるでしょう。
最後の「深掘る(空間で観る)」のテーマは「探求」と「JAH法」の2つです。
「比べる」と「ハカる」が「面白いことの発見」のためだとすると、次にすべきことは「探求」です。立ち止まらず、ひたすらなぜを突き詰めること。AHA!で終わらず、その面白いこと(だまされた!)を普遍化し、事例を探し、また理由を考えること。
新しい尖ったアイデアは、ブレーンストーミングから出された100のアイデアを統合・再編することでは決して生まれません。それでは丸まるだけ。
必要なのは、100の中から面白いモノを1つ選別し、それを徹底的に分析(探求)して、そこから発展させること。
その分析のために役立つのが「JAH法」です。東洋経済新報社の『Think!』 2008年秋号で最初に紹介したこの手法、当時から多くの玄人さんから反響がありました。それをここでは、易しく解説しています。
この本では、私自身が経験したさまざまな戦略プロジェクトについても、紹介しています。割り箸の価格比較、女性靴の解体、歩行者天国での突撃インタビュー、段ボール箱の中のゲーム評価レポートなどが、大活躍。生のブレークスルー経験談を、お楽しみください。
この本は『正しく決める力』(ダイヤモンド社)に続いて、若きビジネスパーソン向けに書き下した「ビジネススキル」本です。
私が2006年に経営コンサルタントを辞め、教育の世界に入ったのもこういった「基本スキル」をより多くのみなさんにお伝えするため、とも言えます。でも、本当のターゲットは、子どもたちとその親(含む予備軍)たち、教員のみなさんなのです。
この本を読まれたみなさんの多くは、そのどれかでもあるでしょう。是非、その力を自ら高め、そして子どもたちに。より自由な発想力と、強い意思決定・実行力を、未来の世代へ。
発想力も、鍛えられるモノだと信じています。コンサルティング現場で生み出された、技術としての発想力をお届けします。
著者について
東京大学理学部物理学科卒業、INSEAD MBA修了。
87年から96年までボストンコンサルティンググループ、96年から06年までアクセンチュア。うち、03年から06年まで同戦略グループ統括エグゼクティブ・パートナー。同社退職後、07年には区立学校のPTA会長を務める。
K.I.T(金沢工業大学)虎ノ門大学院主任教授(ビジネスアーキテクト専攻)、早稲田大学ビジネススクール客員教授、グロービス経営大学院客員教授。永平寺ふるさと大使、NPO法人教育改革2020理事。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1964年大阪生まれ。2歳半から18歳を福井で過ごす。東京大学理学部物理学科卒業、INSEAD MBA修了。87年より96年までボストンコンサルティンググループ、96年から06年までアクセンチュア。うち、03年から06年まで同戦略グループ統括エグゼクティブ・パートナー。同社退職後、07年には区立小学校のPTA会長を務める。現在は子ども向け・保護者・教員向け教育を中心に活動中。K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院主任教授(ビジネスアーキテクト専攻)、早稲田大学ビジネススクール客員教授、グロービス経営大学院客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)