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いまなぜ青山二郎なのか (新潮文庫)
 
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いまなぜ青山二郎なのか (新潮文庫) [文庫]

白洲 正子
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「俺は日本の文化を生きているのだ」が口癖だった男。あまりにも純粋な眼で、本物を見抜いた男。永井龍男、河上徹太郎、大岡昇平といった錚々たる昭和の文士たちの精神的支柱として「青山学院」と呼ばれた男。あいつだけは天才だ、と小林秀雄が嘆じた男。そして、かの白洲正子を白洲正子たらしめた男…。その伝説的な男の末弟子、韋駄天お正が見届けた、美を呑み尽した男の生と死。

登録情報

  • 文庫: 195ページ
  • 出版社: 新潮社 (1999/03)
  • ISBN-10: 410137905X
  • ISBN-13: 978-4101379050
  • 発売日: 1999/03
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By rrose
形式:文庫
青山二郎の独特な美意識を彷彿とさせる装丁に、単行本が出版されたとき、まず目を奪われた。装丁は、単行本のほうがその雰囲気をより強く伝えてはいるが、文庫本でも趣を失っているわけではない。むしろ、手持ちの文庫本に美しい彩色を施していたという、彼のエピソードを思い起こさせられる。

彼をめぐる人々の行き来は、一般に小林秀雄との関係、大岡昇平や河上徹太郎との交流などがよく知られているが、本書で出色なのは、むしろ女性たちとの交友である。武原はん、坂本睦子、花園アパート在住のバアのマダムなど、ある種の哲学をもった女たちが登場する。特に、バアのマダムの夜半の奇妙な振る舞いを「これが思想だ」と、世間知らずであった筆者に見せるくだりは、ジイちゃんここにあり、といったとこ!ろである。

芸術新潮に連載されたという、白洲正子による青山二郎の評伝は、このようなエピソードの集成により「何者でもなかった青山二郎」の「何者でもなさ」を、最後の弟子として間近で接した者として、ただそれのみを伝えるために語った秀作である。

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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
青山二郎は、やきものの鑑定だけでなく、文学、絵画方面にも才能があったといわれている。にもかかわらず、肩書きを持たず終生自分らしく生きてきた人物であると、白洲正子さんがわかりやすく解説している。青山二郎の著書もいくつかあるが、「わかりにくい、読みづらい」と感じるところを、この本を読むことによって謎がとける…という読みごたえのある本である。青山二郎を理解するには必携の書の一つだろう。
このレビューは参考になりましたか?
形式:文庫
「人間でも、陶器でも、たしかに魂はみえないところにかくれているが、
もしほんとうに存在するものならば、それは外側の形に現れずにおかない」
その魂を見出せるのが、目利きと言うことだろう。
「美は発見するもの」だそうです。
目利きを目指すならば、まずはこの本から読むべし。
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