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いまどきの「常識」 (岩波新書)
 
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いまどきの「常識」 (岩波新書) [新書]

香山 リカ
5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (38件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「反戦・平和は野暮」「お金は万能」「世の中すべて自己責任」…。身も蓋もない「現実主義」が横行し、理想を語ることは忌避される。心の余裕が失われ、どこか息苦しい現代のなかで、世間の「常識」が大きく変わりつつある。さまざまな事象や言説から、いまどきの「常識」を浮き彫りにし、日本社会に何が起きているのかを鋭く考察する。

内容(「MARC」データベースより)

「反戦・平和は野暮」「お金は万能」「世の中すべて自己責任」…。身も蓋もない「現実主義」が横行し、理想を語ることは忌避される。大きく変わりつつある世間の「常識」を浮き彫りにし、それらを形作る現代社会を考察する。

登録情報

  • 新書: 203ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2005/9/21)
  • ISBN-10: 4004309697
  • ISBN-13: 978-4004309697
  • 発売日: 2005/9/21
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (38件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
香山リカと同世代の私は、この本を読んでいてある意味感慨無量だった。あらゆる面で圧倒的だった団塊の世代が去ったあと、私たちの世代は「三無主義」・「四無主義」(無気力・無関心・無責任 + 無感動)などと蔑まれてきた。「新人類」だとも言われてきた。しかし、その世代の代表者が、今やいまどきの若者や「常識」を批判する側に立ったのだ。

高校生や大学生、そして新入社員の頃、私はよく思ったものだ。「こういう風に非難を浴びせられるのは私たち世代の責任なのだろうか? それともこんな風に私たちの世代を教育をしてきた40代を中心とした大人たちのせいではないのだろうか?」と。つまりいまどきの「常識」とは、著者も私自身も含めた大人たちが作り上げてきた「常識」なのではないだろうか、と思うのである。

ところで正直なところ、私は本書が岩波新書だから購入した。ブランドとは信頼性であり差別化だと思っていたが、この程度の内容で岩波新書として出版されていることに納得がいかなかった。しかし考えようによっては、岩波書店といえども、この程度の発言が精一杯という世情なのだろうか?
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By cobo
形式:新書
香山さんが感じる違和感が何なのか?を考える本です。「泣ける」映画が流行る事を考えたり、「自分らしさ」を過度に考えたり、「ジェンダーフリー教育」を考えたり、「自己責任」を考えたり、「ナショナリズム」を考えたり、の話題をまさにワイドショー的な切り口で纏められていることに違和感を感じ、その心情を吐露しています。

多分香山さんは世を嘆いている、のだと思うのです。この「世」の範囲が、それぞれの人が想像する(私も含めて)誤差のようなものがあって、そこが読んだ後に違和感を感じさせるのだと思います。割合主張するところといいますか、現状の把握にはそんなに異論は無いのですが、それはテレビ的な、あるいは井戸端会議的な中での、認識ではないか?と思うのです。

テレビや新聞などのマスメディアに乗る論調は結局のところ、より分かりやすい支持されやすいものになってしまうものですし、それがより極端になっているという香山さんの主張は確かにそう感じる所も多々あります。国単位の大きな事からワタクシ事の小さな事まで、様々な「話題」があって、それぞれに対して、『いまどきの「常識」』として香山さんが極端に走りやすくなっている、と感じる事は、ある意味香山さんの自由ですし、そういう風に見えるマスメディアは確かに多いです(主にテレビの事を私は指しています、新聞は、最近全く見てないので)。

でも、香山さんもそのテレビに出ている方ですし、極端な意見に流されやすい(と私は感じるのですが)現場にいらっしゃるわけで、その場の「空気(=山本 七平さんの言う空気の事)」がどのように構成されていったのか(過程)や、どのように考え、香山さんならどうすべきか(対策や代案)が無かったところがやはり問題かと。どうしても香山さんの泣き言に聞こえてしまいやすいですし、「まえがき」で語られる香山さんに対する抗議や批判をされる人々には余計届かないと思います。

私は個人的には、マスメディアにあまりに左右される方々の方にこそ問題があると考えますし、そもそも考える事が、疑う事が無いのではないかと思います。あまりに情報に鵜呑みで有りすぎな方々が恐いですが、そんな方々が世の中の大半を占めるようであるならば、それが「常識」になってしまうわけですから(「常識」が社会一般の大多数の人が共通に持つ知識や意見であるならば)。それは恐ろしい事ですが、それがどのぐらい恐ろしい事かを考えてこの本を書いているのであれば、それは手段がちょっと甘いですし、この切り口や語りかけでは全く届かない人々を対象にしている事になります(と私は思われます)ので、徒労になってしまっていると思います。また、香山さんの考えるこの「世」があまりに「ワイドショー」的でありますし、そんなに簡単に情報に踊らされる人に問題があるのですし、そういう人は昔も今もそれなりの割合でいらっしゃいますし、仕方ないのではないでしょうか?それよりも、できればそのワイドショー的な、テレビ的世界の中の過程の話しをしていただければ面白かったのでは?と考えます。ニュース番組でさえ同局のテレビドラマの宣伝を絡める程度のレベルのメディアなのですから、またそれがこの国の中のジャーナリストといわれる人々のレベルなのですし。イチイチ古い話題で恐縮なのですが、分かりやすく例えるならば、テレビでは容疑者はいとも簡単に「メンバー」に変わって呼称されるのですから。

香山さんの考える「常識」に興味のある方にオススメ致します。でも、割合当たり前の事ではないか?と。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By しど
形式:新書
若年層中心の文化形成を重視しがちな日本では、私のように年齢が30代後半ともなると、自分が思ってた「常識」が時代遅れのようで戸惑うことも多い。その点、この著者とは世代的感覚が近いようで、疑問に思う事象も似ているようだ。

常識というのは振りかざされると否定しがたいもので、つい「常識」を楯にした「強制」に陥りがちである。もちろん、常識は伝統と化す前に消えてしまうものも多いが、ファッションと同様に、その時代なりの常識が流行するものだ。そこで、いちいち流行にかぶれることもないが、「今の流行」を知ることも必要である。

この著書は、そんな流行の常識を知るために、原因と経緯がきちんと整理されていてわかりやすい。時代を斜め読みするには丁度良いと思われる。
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