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いまだから読みたい本――3.11後の日本
 
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いまだから読みたい本――3.11後の日本 [単行本]

坂本 龍一 , 編纂チーム
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

いまだから読みたい本――3.11後の日本

だれもが立ちすくんだあの日以降、坂本龍一と仲間たちは、不安に打ち勝つために「いまだからこそ読むべき本」を互いに読み返し、共有し合った。
起きてしまった現実と、たたみかけて噴出した種々の言説と情報の大波に、われわれはどのように向き合えばよいのだろうか――。ソーシャルメディアを介して、NY-東京間では書評のやりとりが行われ、心を落ち着かせ、思考を助けてくれる本のリストは増殖し、ブッククラブが形成された。
本書はそのリストをブッククラブが編纂チームとなって精選し、心にしみる文章を収録した短編集。9・11をNYで体験し、従来も戦争や核の問題などに、社会的発言や活動を繰り返してきた坂本龍一からの日本へのメッセージも収載。
巻末に編纂チームによる、もっと読みたい古今の名著のおすすめガイド付き。


【編集担当からのおすすめ情報】
今夏、YMOのライブが日本で見られます。
・フジ・ロック・フェスティバル(7/31)YMO出演予定。
オフィシャル・サイト→http://www.fujirockfestival.com/
・ワールドハピネス(8/7)東京夢の島公園陸上競技場 ※雨天決行、荒天中止。
オフィシャル・サイト→http://www.world-happiness.com/

内容(「BOOK」データベースより)

誰もが立ちすくんだあの日以降、坂本龍一と仲間たちは「いまだからこそ読むべき本」を共有し合った。先人たちの残した考察や知恵、そして警鐘に、いまこそあらためて耳を傾けたい。選りすぐりのアンソロジー。

登録情報

  • 単行本: 128ページ
  • 出版社: 小学館 (2011/7/27)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4093881987
  • ISBN-13: 978-4093881982
  • 発売日: 2011/7/27
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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原点回帰 2011/10/6
 ゲーテの言葉に、行き先に迷ったら原点に戻れ、というのがある。3・11以降、日本丸は何を目指すのか、どのような航海をすればよいのか。3・11前後で、風景を、生活を観る目が変わった。大地震と、原発事故の前の日本はどこかおかしかったのだ。大地震対策の不備、原発安全神話、どこか浮ついていた。被災地の荒涼とした風景、日に日にあきらかになる放射能被害の実情をまのあたりするにつけ、遅ればせながら狂った現代社会再認識し、狂気が常識化していたことを反省せざるをえない。
 本書編集のリーダー格であった坂本龍一さんは、3・11に遭遇して言葉を失い、音楽の無力さを感じ、大きな喪失感をもった。時間の経過のなかで、友人、知人とフェイスブックをとおして「3・11以降だからこそ胸にひびいていた言葉」(p.7)を「たくさんの文章や本をあげていくなかで、それを本にしようという話が起こり、・・・多くの人に共感してもらえる読書案内」(p.10)にしたのが本書である。
 茨木のり子、竹村真一、セヴァン・カリス=スズキ、ローレン・トンプソン、中井久夫、寺田寅彦、丸山真男、伊丹万作、小田実、鶴見俊輔、吉部園江、スベトラーナ・アレククシエービッチ、手塚治虫、ダニエル・クイン、菅啓次郎、先住民族指導者の文章が連ねられているが、いずれも深く考えさせられるメッセージが続く。
 チャップリンの「独裁者」をとおして主格の価値観がが逆転した現代社会について論じた丸山真男の「現代における人間と政治」、無責任感覚がが社会に蔓延していく構造を読みといた伊丹万作の「戦争責任者の問題」、市民運動の基本は「いくら何でもひどすぎる」という思いでデモ行進に集まることと語る小田実の「『われ=われ』」のデモ行進」、チェルノブイリ原発事故の悲惨さを市民感覚で告発したスベトラーナ・アレククシエービッチの「チェルノブイリの祈り」がとくに印象に残った。
 手塚治虫の「アトムの哀しみ」、寺田寅彦の「津波と人間」も一読に値する。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
震災から半年。震災直後の厳粛な気持ち、身の引き締まる思い、これまで無自覚に受け入れてきた日常への自覚と反省。この本によって、それらを思い返すことが出来ました。本のタイトルから、中味は書評集と思われるかもしれませんが、実際は坂本龍一他メンバーが薦める幾つかの本の本文が長文で抜粋されており、短編集・評論集のような体裁です。特に「(寺田寅彦の)津波と人間」「イシュマエル」「先住民指導者シアトルの演説」が印象深かったです。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
第二次世界大戦に大敗後、国家がいかに戦況を偽って発表していたか身を持って知ってしまった戦後。奇しくも現在の状況と似ている気がする。私達がもう2度と間違った選択をしないようにと教えてくれてる本だと思う。多くの死を無駄にしないよう心して生きていきたい。
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