16人の各分野の専門家の方々が、思い思いに「大人になること」について、それぞれが20ページくらいのエッセイを書かれているという作りの本です。内容としては、今の日本の社会構造がどのようなものか、個人の意識が過去と現在でどう変化しているか、人の一生を生きることの意味合いは何かなどを考えるとっかかりになったように思います。個人的な好みにはなるかも知れませんが、前半の7つのエッセイ(「ヒトは二段階で大人になる」)までと、最後の4つのエッセイ(「サブカルチャーとともに大人になること」以降)が特に面白かったです。それ以外のエッセイの中には、「大人になるということ」という話題との関連性が薄いにもかかわらず、ご自分が研究されているテーマを披露されたいだけ?と感じるものもありました。もちろん、こう感じるのは、私の見識が浅いせいもあるかもしれません。