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いま、知らないと絶対損する年金50問50答 (文春新書)
 
 

いま、知らないと絶対損する年金50問50答 (文春新書) [新書]

太田 啓之
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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いま、知らないと絶対損する年金50問50答 (文春新書) + 「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? ~世界一わかりやすい経済の本~ (扶桑社新書)
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商品の説明

内容紹介

保険料未納で年金は破綻しない? メディアの大誤報のせいで混乱する一方の年金問題。朝日新聞のスペシャリストがわかりやすく指南。

内容(「BOOK」データベースより)

大事なこととは知りながら、つい面倒くさがってしまう年金のこと。「ねんきん定期便」が来てもそのままにしてしまっている人も多いのでは?この本では知っておけば必ずトクをする年金の基礎知識を“わかりやすさ”に徹底的にこだわって伝えます。

登録情報

  • 新書: 320ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/4/19)
  • ISBN-10: 4166608029
  • ISBN-13: 978-4166608027
  • 発売日: 2011/4/19
  • 商品の寸法: 17.4 x 11 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By けんちゃん トップ1000レビュアー
年金といえば破綻する破綻するとさんざ言われていますが、
どうして破綻するのか、いまいちピンと来ませんでした。
基本的な部分の説明が足りず、どうにも理論が飛躍しすぎている感じを受けることが多かったので。

でも、ここに書かれている内容は納得できます。

なるべく易しく書こう、という意図がはっきりと分かり、
そのとおり易しい言葉で書かれていると思います。
自分の知ってたことは足りない上に間違ってた事を思い知らされました。
下手に細かいコトを覚えようとするよりは、
まずこういうふうに理解すればよかったんだな、と感心しました。

入門書とはかくあるべき、と思いましたね。

お陰で、今までは得も言われぬ不安にないなまれていましたが、
この本の内容を読み返すことで、
「問題点はこういうところにあるんじゃないか」
と理解できた気がしますし、
「まだ慌てる時間じゃない。今のうちにしっかりと舵を切り直せばいいんだ」
と思えるようになりました。

気を付けたいのは、なにもこの本は、
絶対破綻なんて気のせいだ!年金最高!
と【言っているのではない】ことでしょうか。

年金擁護がどうのこうのという評もあるようですがそうではなく、
下手な情報に振り回される前に「年金とははどういうものなのか」を理解して欲しい、
という、他の著書ではおざなりになりがちなポイントにフォーカスされています。
今抱えている問題点や、それに対する議論などもある程度拾われています。

そして、どういう制度であるのかをしっかりと解説した上で、
「今すぐにも崩壊するみたいに言われるのかおかしいと思います」
と持論を展開していらっしゃる。

まずは、年金とはどういう制度なのかを理解する参考書として、
一度目を通してみるのは悪く無いと思います。
その上で他の本を読むなり何なりしてみればいいのではないでしょうか。

私は、年金というややこしそうな事を十分易しく書いてある事、
どんな問題点を抱えているかも包み隠さず書いている事、
この2点を評価して☆5つとしました。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
著者は朝日新聞記者。ではなぜ版元が文藝春秋なのか。
著者の主張が朝日新聞の主張と乖離しているからだが僕は著者を支持する。

年金の仕組みや決まりは、これまでいじくりまわしてきた政治家や官僚、
怠慢だった下級役人、無関心だった国民 、みなのせいで、
複雑怪奇な化物のような制度になっており、これを理解しようというのは至難の業である。
年金解読学という学問ができてもおかしくないくらいなのである。
ま、それをやってくださっているのが、社会保険労務士のみなさんだが、
その社労士さんに、ひとり、そばにいてもらって一ヶ月くらいの
集中講義を受ければ全貌がわかるだろうか。

だから、この本にも年金を勉強するという期待を抱いてはいけない。
(もちろん、きちんと解説はしてあるが)
ただし、この本の優れているところは読み物として大変おもしろいことである。
だから気になる項目を拾い読みしながら、興味がましたら、又違うところを読んだり、
他の本やネットで調べたりして読めば良い。

私が興味を持った項目を挙げる。
・年金は破綻するのか
・「積立方式」はなぜだめなのか
・「世代間格差」は許されるのか
・「出生率が上がり続けている」のは本当か
・「(年金)保険料の天下り施設への流用」で年金財政は傾いたか
 (これだけは本書の傷、問の立て方が恣意的です。答えは「財政的には傾いていない」だからです。
  「年金保険料の天下り施設への流用」が皮膚感覚的に大きな反感を買うことを、
  分かっていないひとが 年金を動かしている。これは大きな問題。
  そういう意味では「年金は傾いた」のです)
・長妻厚労大臣はなぜパッとしなかったのか
 (この答えには笑いました「(客観的に言えば)人望がなかったから」
  官僚も人の子だから、というより、プライドの極端に高い人の子だからうごかなかったんですね)
 (こんなセリフで説得したら官僚は動いたでしょうか。
 「(官僚に)みなさんは年金のプロです。私(大臣)も同じようにプロだと自負しています。
  プロはみなプライドを持って仕事をしています。
  だからそのプライドとプライドがぶつかることがあるかもしれません。
  しかし今は、国民のために、年金に大きなメスを入れなければならない時期です。
  だからそのプライドをお互いに『こころの一番内側において』一緒に仕事を使用ではありませんか」

なお、ねんきんネットの使い方は本書に記されたものより新しくなっているようです。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
Amazonが確認した購入
著者は朝日新聞の記者であるがこの本は新聞の中立的報道という原点を重視しつつ公的年金制度の持つ心や意義を本格的に解説している。公的年金制度は破綻すると叫ばれる方々が多々おられるが、今や公的年金のない老後生活など考えられない。やはりどうすれば公的年金制度は維持していけるのかという議論がなされるべきだと思う。
また本書は公的年金を真正面から捉えるとともに感心するほど核心的なイラストも駆使して専門書並みの内容を極めてわかりやすく解説している。
国民年金は民間の終身個人年金とは異なり、終身にわたりその時点での経済水準に見合った年金給付が受けられるというものであり、決して損得勘定などでその価値が評価できるものではなかろう。また、厚生年金は終身個人年金が持つ保険機能に加え所得再分配機能もある。定額給付に所得に見合った傾斜が設けられた見事な設計だと思う。本書では狩の例を用いてわかりやすく説明している。社会保険制度で所得再分配を行うべきではないとの意見の識者が多いがどういう観点からの演繹なのだろうか。
現在、受給資格期間を25年から10年に短縮すべきとの主張がきかれるが、国民年金の40年間加入は法律上の義務である以上、修正すべきは受給資格期間の短縮ではなく保険料免除基準の緩和ではなかろうか。それとも、国民年金を任意加入制度にしようとでもいう提言なのだろうか。
積立金はその2/3程度が国内保有の国債であるという事実を考えると積立金とは言うものの結局は将来期待される税収入のことに過ぎず国家財政という観点から見れば、公的年金制度とは、その年の生産をその年の国民に分配しているだけだと思う。これは本書が一貫してベースとしている観点だと感じる。海外投資で年金財政を豊かにすべきとの声がきかれるが本当に益をもたらすことになるのだろうか。
デフレ下でも財政安定な公的年金制度であるべきとの意見があるが、克服すべきなのはデフレの方であり会社は労働分配率を高めるべきだと思う。やはり、人がいてこその会社であるし、会社は己の社会的存在をよく自覚すべきだと思う。
識者の多くが厚生年金を非正規雇用者にまで適用拡大すべきと言われるが、短時間パート全員を対象にしたのでは、結局、この議論の行き着く先は1・2階の完全分離か基礎年金の生活保護化であろう。上記とも関連するが、会社が労働分配率を高め社員を正規化するなかで解決していくべき課題であると思う。
また、現在、公的年金制度のスウェーデン化が標榜されているが、スウェーデンが現在の年金形態となった経緯を考えずに我が国の実態に合うように数値だけを云々する議論の進め方は奇異に感じる。なぜ、まずスウェーデン方式ありきなのだろうか。
本書を読んで以上のような感想をいだいた。読みやすいのに非常に密度の濃い内容になっているのは著者がよく公的年金制度を理解しているからだと思う。是非ご一読をおすすめしたい。
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