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ですが、その立場に立った人間には、その悲しみ、想い、喜び、全てが共感できる、すばらしい物語だと思います。
私には「夫の心境」はわかりません。
ですが、主人公の「息子の心境」はよく解ります。
子供にとって、どんな形であれ、短い期間であれ、母親が還って来る事は何よりも嬉しい事です。
喩え還って来た母が、自分を息子、娘だと解らなくても、子供にとっては母親で、その母親がほんの一時でも傍にいてくれるのは嬉しいです。
言葉、感謝、想い、伝える事ができなかった事を伝えられるのですから。
文章が上手い人の物語は確かに面白いですが、物語に「共感」できる作品は少ないです。
その数少ない物語が、この作品だと言えるでしょう。
同じ境遇は誰もが通る事と思います。
遅くても、早くても。妻が、夫が、母が、父が。
その時、もう一度読み返したいと思える作品ではないかと、私は思いました。
最後になりましたが、無神論者の私は死後が「アーカイブ星への旅行」が一番しっくり来ます。
あやふやな天上論よりも、その方が、忘れなければずっとその星に居る、いつか私も星へ行くから、また会える。
母を亡くしたことで精神的にダメージが大きく、そう思う事で安定を図ってました。
立ち直り方は人其々なのでしょうが、私はこの本に出逢えたおかげで、普通に暮らせるだけの元気を貰えました。
とてもレビューとは言えず、感想文になってしまいましたが、ご拝読感謝いたします。
最近流行の(?)「ガッツイタ恋愛・ただ数だけをこなせばいい恋愛」この
作品を読めば、くだらないと思うだろう。
某新聞に「スロ-ラブ」という言葉が載っていたが、この作品のために
ある言葉だと思う。
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