二人だけの初めての夏休みを写真で振り返っているような形で描かれていました。
どんどん打ち解けていく、自分の憐れさも汚なさも互いにさらけ出せる二人だけの時間が、読んでいてとても嬉しくて、満たされた気持ちにさせてくれました。
悲しくてやりきれなくて辛いこともあるのですが、でもその中で、日に日に表情を豊かにしていくマドカの笑顔を見ていると、嬉しくて微笑ましくて、ニコニコしながら読んでいます。
なんかそういう、良いも悪いも見せられる誰かがいるって本当に特別な事だなぁと思い、少し羨ましいような気持ちにもなりました。
感情表現が抜群なので、読んでいて哀しくなったり、ドキドキしたり、辛くて胸が締め付けられたり、嬉しくて心がぱぁっとなったり、すっごい引き込まれます。
嬉しい半面、幸せな時間であればあるほど、悲しい結末に向かっているような気がして、不安になってしまいました。
また、絵の美しさは本当に今まで僕が見てきたマンガの中ではピカイチです。
今回もまた岡田先生の描くマドカの体躯のキレイさ、少しの不気味さ、痛々しさが凄く光っていました。
アングルも良いですし、ラインが滑らかで艶っぽく、明暗の表現など少し歪んだ美意識を感じる、本当に魅力的な絵です。
球体関節人形とか、攻殻のハダリーとか好きな方には特にオススメです。
何回も読んでしまうマンガってそんなに出会ったこと無いんですが、いびつは何回でも読んでしまいます。
というか、ニルヴァーナくらい中毒性があります。
表現は凄くエロいですし、読んでるとこ親には全力で見られたくないですが、自信を持って「このマンガが大好きです」って言えるマンガです。
あまり多くの人には受け入れてもらえない作品だと思いますが、是非たくさんの人にオススメしたい4巻でした。