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いのち問答  最後の頼みは医療か、宗教か? (角川oneテーマ21)
 
 

いのち問答 最後の頼みは医療か、宗教か? (角川oneテーマ21) [新書]

香山 リカ , 対本 宗訓
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 760 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

現代医学は人の身体を診るが、苦悩まで見通しているか?かたや宗教者は心を見つめるが、身体への科学的視点は持ち得ているか?「生と死」を徹底的にとことん考え語り尽くした異色問答エッセイ。

内容(「BOOK」データベースより)

死んだらどうなる?西洋医学代表の精神科医と宗教者として生きる僧医が「いのち」の行方を徹底問答。

登録情報

  • 新書: 172ページ
  • 出版社: 角川グループパブリッシング (2011/3/10)
  • ISBN-10: 4047102784
  • ISBN-13: 978-4047102781
  • 発売日: 2011/3/10
  • 商品の寸法: 17.5 x 11 x 1.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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臨済宗の僧侶であった対本氏は、医学部を目指す以前から終末期医療の現場に足を運んでいたという。その中で、「僧として心については見当がついても、身体の状態がさっぱりわからない」ことに歯がゆさを覚え、そして決断までに10年近く。医学部に進むことを表明した時の臨済宗内の軋轢も経て医学部入学。今は医師として、やはり終末期医療の現場におられるという。

私事だが、私の父は数年前に末期ガンで亡くなっている。70歳だった。70歳が「まだ早い」のか「本人の寿命だった」のかは人それぞれの評価だと思う。ただ、父が25歳で大病をして手術をした時、当時の医師たちからは「人より20年、寿命が短いかもしれない」と言われたという。父は私が子供の頃からそれを語り聞かせてくれた。そして亡くなったのが70歳。おかげで、私は父の余命宣告と死を比較的冷静に受け止められたのだと思う。

終末期医療と関わってくるのは、「死の受容」だと思う。死は怖い。誰もが怖い。しかし「死の受容」には過程があるのだと言う。これまた私事だが、父が自覚症状も何もないまま3ヶ月の余命宣告を受けたとき、父は受容の過程を一気に通り越して、それをその場で受け止めた。それから、「いかにしてこの世を去っていくか」、その点に心を傾けたように思う。身辺を整理し、残される家族の精神面のフォローをし、思い出作りまでした。それが父の美学なのだと本人に尋ねて確認できたから、私たち家族はそれを果たすことに専念できた。そして、家族もまた受容の過程を経て行けたのだと思う。父は治療も何もせず(することはかえって命を縮めることになったからだ)、穏やかに普通に家で1年を暮らした。そして入院して6日で逝った。最後の日まで意識があったので、私たちはありがとうの言葉も言えた。見事な逝き方だったと思う。もし自分がその立場になったとき、そんな逝き方ができる自信は、今の私には全くない。自分が70歳になったとき、私はそうできるだろうか。それも自信はない。

この本では、終末期医療の現場におられる患者さんたちのエピソードもたくさん出てくる。終末期医療に携わる専門の医師がまだ少ない中、さらに、そこで精神面のケアにあたる精神科医も少ない中、医師であり僧侶でもある対本氏がどういった対応をされているのか。それを、精神科医である香山氏が聞く、という形で対談は進む。

この本に答えはない。それは帯にも書かれている。しかし、そもそも「死の受容」の過程は人それぞれで、すべての人に当てはまる普遍的なものはないのだと個人的には感じる。それでも患者さんに対して何をすることができるのか。どこか共通する部分があるのではないか。その日々の模索の過程を、私はこの本で知ることができた。
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13 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
内容は精神科医と僧医による医者と宗教者による対談というよりも、両者とも脳科学的に死とは何か
について延々と語っている。文を読んでいると、はっきりは書いていないが、脳が死んだら人間は、
お終いで死ぬ寸前まで、苦しみを和らげる事を口先で言っていればいいような書き方だ。
まるで、瀬戸内寂聴氏が死ぬ人に対して、「極楽浄土はありますよ」と方便を言うのと同じようなも
のだ。瀬戸内寂聴氏はストレートに唯物論を唱えていないが、極楽浄土など作り話で、死ぬ人のため
に嘘を言うのも一つの宗教者のあり方だと思っているようだ、本書の僧医も結局は同じような事を言
っており、特に目新しさは無い。
もし、宗教者があれこれ思索した後に、「人間は死んだら無にはならない、体を構成する物質自体は
消滅する分けではなく、ただ死んだ人の意識が消えるだけだ」と思ったならば、どうか、これから死
に向かう人にきれいごとをささやかないで欲しい。また、日ごろから自分達の事を、唯物論者で人間
の心は全て脳の活動から生まれるもので魂もなければ、死後の世界も無いと主張していて頂きたい。
僕は、唯物論者ではなく、非科学的かもしれないが、デカルトのように二元論者である。
キリスト教に入信しているわけではないが、キリストの奇跡は本当にあると思っているし、不滅なる
魂もあると思っている。
世の中、禅僧なども、どんな修行を積んだか、あるいは悟りを開いたか分からぬが、人間死んだら、
お終いだが、その人にとって意識が無くなりお終いになるだけで、世の中はあいもかわらず、動き続
けると考えている人が多いようだ。
僕は死を迎えるにしても、本当は魂など無いと思っている人から、「死んだら極楽にいけますよ」な
どと言われたくない。
宗教者はただ、修行をしたから宗教を語るのではなく、自分が悟ったかどうか、悟りの境地そのもの
は言葉に表せなくても、悟りに至るプロセスや具体的な修行法位は語って、自分がどのような境地に
至ったから、死とは何かが分かったとか言って欲しい。
茂木健一郎氏と南直哉氏の「人は死ぬから生きられる」でも、禅僧は悟りの境地には触れていない。
僕は悟りには2つの境地があると思う。1つは、雑念を無くし、集中した中で、自分の心が無の世界
に引き寄せられるような境地と、もう一つは深く瞑想する中で、神人合一の境地に達し、宇宙と人間
が一体化したような境地があると思う。
僕は、もしもお坊さんや、禅僧が仮に「悟った」と思っても、「無が怖い」事を悟っただけで、神が
いるという境地にまではいかないのがほとんどだと思う。
世界の禅僧と言われている鈴木大拙氏にしても、悟りのプロセスや悟りの内容には触れていないよう
だ。
この2人には、まずは悟りの境地は何か説明できるように、古今東西の宗教やヨーガ、悟りのための
色々な呼吸法、座法を研究していただくと共に、悟りのプロセスのはずの、集中、瞑想、三昧の境地
位には到達してほしい。
結局は、悟りを通して、死を語るには程遠い、俗人の「唯物論者」による、これから死を迎える人へ
の偽善的な綺麗ごとの対談にしか思えず、がっかりだった。
星0が無いのは残念、最低の1つとします。
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