この本は、お産に関わる全ての人に対して、かなり強いメッセージ性があります。
特に筆者から見た出産のあり方、問題点、解決方法などの提示は、産科崩壊といわれる現在にこそ医療サイドだけでなく、出産する人々や行政、政治家など立場の違う人たちに現場からのメッセージとして大きな意味があります。そして、なにより、お産は素晴らしいものだ、という宮崎さんの写真と筆者のコメントは、お産に関わる人々に、あたらめて単純に「お産は素晴らしい」と思わせてくれるでしょう。なぜ産科崩壊に向かって一気につきすすんでいるのか、それでもなぜお産に多くの産科医、助産師が関わるのか、わかるでしょう。この本は将来に向けた多様なお産の一つのあり方を提示していると思います。