この本は私のような駆け出しの技術者は勿論、普段医療機器とは馴染が薄い方にもお勧めの本です。
高度な専門知識や経験が無くても読み易く、新書という構成上、軽快に読み進む事が出来ます。また、著者の様々な実体験に基づいた話や機器の意外な歴史などを中心に他の医療機器の専門書と違った視点から様々な医療機器の解説がなされていて非常に面白いです。特に人の痛覚の単位についての冗談のような本当のエピソードや偶然に発見された生理現象の解説が興味深い内容でした。
この本を通じて医療機器について少しでも解って欲しいという著者の情熱が随所に感じられて読み終える頃には普段はあまり馴染の無い方でも医療機器が少しでも身近に感じられると思う一冊です。