本が生きている。本が踊っている。本が笑い、泣いている。
がんはつらい、死はこわい―そうであるに決まっている。だからこそ人は輝くことができる。
前著(「いのちの授業をもう一度」)で、子どもたちの心をつかむ“いのちの授業”を鮮やかに見せてくれたがん患者で保健室の“おばさん”山ちゃんが、そのルーツと今を語る。
小さなお菓子屋に生まれた山ちゃんは、「団子を売るように」保健室で子どもたちを待ちかまえ、地元の元総理に山ほど手紙を書いて学校に連れてくる。そんなこんなのウラ話の数々。がん患者の新聞記者と繰り広げる教育論、がん患者論。2人の名インタビュアーを得て、山ちゃんの“いのち”が輝いている。
話はそこで終わらない。フランスのがん友だちと交流し、パリで天才チェロ奏者と出会い、日本の田舎の児童施設でチェロ・コンサート!いのちの出会いはどこまでも広がる・・・。