岩合氏の撮る動物たちは作為的なところがどこにもない。
パンダも猫も、野生に生きるさまざまな動物たちも、岩合氏のアングルは自然で穏やかだ。生き物の自然は本当はとても難しい。そして厳しい
何週間も何か月も生き物を追い、待ち、待ち続けて
一瞬にして切りとるわずかなチャンスを岩合氏は逃さない。
真の達人、本物の職人仕事である。
この「いぬ」もそのまんま犬なのだ。
だからページをめくりながら「いぬっていいなぁ。かわいいなぁー。」
とひとりごちてしまう。「犬になってみたいなぁ」とつぶやく。
最後までニコニコとページをめくり閉じておしまい。
手の届くところへ置き、何回も見直す大切な写真集だ。