本書の目的は、部下を教えるという行為を単なる作業として捉えるだけではなく、
部下のタイプに合わせ効果的に教える技術を磨き、部下のモチベーションを
アップさせて「自信」と「やる気」を引き出し、そして「一人前」に育てることで、
自分の仕事への協力者を増やし、仕事をうまく回そう、というところにあります。
そのような前提の下に、内容としては、「教える」ことによる自分と組織の成長、
「一人前」に育てる教え方の基本、部下の「自信」と「やる気」を引き出す教え方、
部下の「タイプ別」の教え方、「多くの部下」をレベルアップさせる教え方、
が各章に割り当てられています。
各章には10〜15ほどの教え方のポイントがあり、そのポイント毎に、例えば
「部下が実行する際には、一切口をださない」などの見出しとともに、
3〜5ページ程度で背景とすべきこと、事例が簡潔に紹介され、重要な部分は
太字で強調されています。そして、各項の最後には再度ポイントが提示されており、
教える際に行動すべきことが一目瞭然で判るようになっています。
また、章末にその章のまとめが見開きで簡潔に箇条書きにまとめられているので、
これらを書き留めておけば、教え方に迷ったときなどに、都度参照しながら活用し、
修正を図っていけるものと考えます。