眼鏡がなければ動くことすらままならないヒロインと顔に傷を負い女性からは愛されないと思っているヒーローのお話です。とにかく登場人物がいい。世間の醜い部分を知っているのに、ユーモアにあふれ心優しいクラリッサ。傷つきながらも決して傲慢にはならず、ヒロインへの思いやりを忘れないエイドリアン。容貌や身体にコンプレックスをもつヒーローはとかく傲慢で、心の中は別としてもヒロインにキツイ態度をとりがちですが、エイドリアンは決してクラリッサを傷つけません。ヒロインの父親もナイスおじさまで、言動におもわずにやりとさせられます。
ただ、設定として「眼鏡がなければ、目の前に座っている男性の膝をテーブルと間違えてお茶を置いてしまう」くらいの近視を、「近くを通る人のしわが見える」くらい矯正できる眼鏡が1800年代にあるのかと不思議になりました。あるとしたら、相当分厚いレンズですよね。(^〜^)