大好きな『すてきなあなたに』の大橋鎮子さんが、「暮しの手帖」の編集長の後任を託した松浦弥太郎さん…どんな方なのか興味を持ち、初めて著書を読みました。
衣食住、そして仕事にじっくり丁寧に向き合っている印象。特に家族との暮らし方については同感し、教えられる部分、参考にしたいことも多くありました。
しかし、どの章にも高価でもいいものを…がくどいくらいに押し通されていて、少しげんなりしてしまいました。
品質の高さと値段の高さは比例するものだとは思いますが、だからといって安いものを全否定するのもどうかと思います。「安いものばかり買っているといいものを知ることができず、もの選びについての成長や学びは無い」と断言していて、まるで、安い物に目をくれているようじゃ人間としても安い、と烙印を押されたような気持ちになりました。
高価なものには手が出せない専業主婦のひがみかもしれませんが、そんな私でも、身分相応の値段で品質がよいものを見る目は養えていると思います。そもそも高級品のよさを知ったところで買えなきゃ意味無いですから…。
こういったことは男性と女性、働く男性と主婦の考えの差異かもしれません。が、他にもやんわりとした文章で個人的好みを押し付けてる部分がいくつかあり、読後感はあまりよくありませんでした。