前著”デュボワ思考法”が総論とするならば、本書はより各論に特化した実践編というところでしょうか。
本書だけを読んで、自分を見つめなおし、ざっと計画を立てて、とにかく動き始めることもできますが、個人的には前著と合わせて読んで、デュボワ思考法をしっかりと学んだ上で実行すると、より効果が高いと思います。
自己啓発本を読んでもっとも陥りやすいのは、分かった気になること、理解したつもりになること。
自己啓発本はとてもわかりやすく書いてあることが一般的で、本書ももちろん普段の生活や、デュボワさん自身の経験談を敷衍しているので、するっと頭の中に入ってきますが、そこから先が自分のものとして、デュボワさんに伝授された知識を活かせるか否かの分かれ目でしょう。
自分がこれこそは!と思った部分については、何度も読み返してみて、自分がどの部分について実践できていない傾向が強いのかを認識して、なりたい自分に近づけるように、思考が自動化するところまで、なんども繰り返し、気になるところを反復して読み返すのが効果的だと思います。
自分自身、改めて見開き2ページのコンパクトな構成もあって、この点に注意することを忘れていた、と改めて認識することしきりでした。
デュボワさんが同じことを、言葉や表現方法、アプローチを変えて、何度も繰り返し訴えているのはなぜなのか?どんな意味が込められているのか?
デュボワさんが、私たちのために伝えようとしていることの真意を汲み取るように読んでいくと、本の中にちりばめられている、より良い生き方の方法が、やがて血肉となって、自分自身のものとして定着すると思います。
人生の転換期を迎えている人に、ちょっと立ち止まって冷静になってもらうためには最良の本だと思います。