"名曲「Lovin'you」収録のアルバム「Perfect Angel」の影に隠れ、いまいち影の薄いアルバムだが、R&B愛好家の中ではminnieの最高傑作の誉れ高いアルバム。中でもファースト・シングル「Inside my Love」は名作家Leon Wareの作で、儚げなminnieの高音がムーグと共に鳴り響くあまりに美しいコーダの部分は、後に数々のヒップホップグループにサンプリングされた。"
"この人の「声」の力は凄まじい。声量的に凄まじいのではなく、一言一言ずつ言葉を吐く際に放出されるオーラが半端でないのだ。バンドのメンバーもボーカルのオーラを引き立てるべく、演奏は極めて控えめ。かといって一曲の間に発せられる言葉数はとても少ない。「By your side」などを聴くと不意に涙が出る。大地の優しさのオーラのようなもので包まれる感じがする幸福感、是非お試しを。"
"この人もまず語られるのは「声」のオーラの凄まじさ、今日の様々なジャンルの歌い手に影響を与えた。本作は若く自殺した彼のラストアルバム。同時代のソウル・ミュージシャンよりもクラシックからの影響が強い(オーケストラのアレンジ等ストラヴィンスキーの書法を研究した様だ。)歌だけでなく曲の緻密なアレンジ等に彼の完璧主義が垣間見える。「Someday We'll All Be Free」に涙して欲しい。"
"言わずと知れた有名R&Bグループが絶頂期に発表した名作。フロントマンでシンガーのロナルド・アイズレーが発するファルセットボイスはとてもセクシー。ちなみに近作でもそのフェロモン溢れる歌声は健在なところが素晴らしい。良い曲が揃いも揃っているが、個人的お気に入りは、男の切なさ溢れる「Summer Breeze」と「Highways of My Life」。"
"この人も数少ない現代男性R&B界で有能な作家の一人。本デビュー盤を聴いた時の衝撃は今でも忘れられない。デビュー時から完全に確立された世界観、美しく繊細なファルセットボイス、生音を軸にうねる官能的なバックサウンド。夜一人車で流すと最高に心地よいアルバム。ベストチューンは「'Til the Cops Come Knockin'」。(ちなみに最新作「Black summer's night」もお薦め。)"
"厳密にはゴスペルだが、サウンドがR&B仕様になっている。最近はゴスペルとR&Bの垣根も無いに等しい様だ。ゴスペル界ではスーパースター級の人気を誇る人だが、シャウトするだけでなく、「動」と「静」の部分の押し引きがとてもうまい歌い手。「open my heart」等を聴いていると、彼女の声のコントロールの旨さも相まって、自分が教会の祭壇に膝まづいているような穏やかな気持ちになる。現代ゴスペルの名作。"
"The Family Standというファンクバンドでボーカルを担当していた人が90年代に出したソロデビューアルバム。美声ではないが、濃厚で絡みつくような声は一度嵌ると病み付き。フェミニスト的思想が垣間見える歌詞も手伝い、多くの女性が元気をもらえるアルバムだと思う。彼女の個性的な声を支えるオーガニックな生音中心のファンクサウンドが実に格好良い。チャカ・カーン等の姉御的歌姫をお求めの方は是非一聴を。"
"この人あからさまにStevie Wonderの影響下にあり、賛否がわかれそうな珍盤。歌い方もStevieを強く彷彿させる。しかしその点だけで一蹴するにはあまりにも魅力的な作品。最近のR&Bでは極めて珍しく、休日の午後お日様を浴びながら聴きたいような陽性の楽曲が揃っている。しかし終曲の「Welcome to the Colored Section」のような社会批判眼もあり、なかなかの強者。"