カバーの写真で「今までのビジネス書と何かちょっと違うぞ」という印象を感じた。
偉そうな感じには見えないが、だからといって、自信がなさそうには見えない。
ギラギラとした自信というより、静かな自信のようなものを感じた。
中身も、著者の写真が感じさせるように、静かにとつとつと「聞くこと」の大事さとコツを語る。過剰に意見を押しつけることもないが、読めば、しっかりと納得させられる。後半は、ノウハウに走っているが、それはビジネス書なんだから、お約束の範囲内。
全体を通して、一歩引いたところからの実直な語り口に、新鮮な好感を感じる。わたしだけではなく、この本に共感する人はけっこう多いんじゃないだろうか。
ところで、カバーの後ろには、正面に載っている不思議にホッとする著者写真とはまったく逆に、やり手経営者風のちょこっとかっこいいモノクロ写真が載っている。
たぶん、どちらも、著者の本当の姿なんでしょう。
一見、「話を聞いてくれそうなおじさん」だけど、一皮むけば「クールなプロフェッショナル」だという実像のメタファーをカバーで表現している…というのは、きっとわたしの考えすぎ(笑)