「結婚はしないし、子供も作らない。永遠に。僕は飽きっぽいことで有名なんだ。女性に関していえば、1年が限度だ」
一緒に暮らそうと提案したとき、ウォリックはアンバーにそう言った。
身勝手な提案にノーというべきだったが、すでに恋に落ちていたアンバーはイエスと言った。
彼女は、彼と暮らすためにすべて捨てた。仕事も、婚約間近だった恋人も、友人も、ある意味で家族も…。
そして、10カ月後。ウォリックを狂おしいほど深く愛するようになったアンバーに対し、ウォリックの態度は冷たくなってきた。
ある秘密を抱えるウォリックは、その秘密ゆえにアンバーと距離をおこうとする。
が、彼に冷たくされ傷つく彼女を見て、彼自身もまた深い自己嫌悪に陥り、苦しむ。
どうすれば彼女を傷つけずにすむのか…、彼女を思いやり、葛藤するウォリック。
一方で、ウォリックが自分を愛することはない、彼との未来はないのだ…と悟ったアンバーは、別れを決意する。
毅然として別れを切り出す彼女に、ウォリックが取った行動とは…。
成熟した大人の男と女が繰り広げる、読みごたえのあるラブ・ストーリー。
登場人物の心情が余すことなくきちんと描かれ、エンディングも納得のいくものになっています。
また、ヒーローには外見や評判にはそぐわない、チャーミングな一面があり、それがとても愛おしく魅力的。
評価は、★5。読者を選ばず、誰にでも安心しておすすめできる作品だと思います。
『愛を試す一週間』のマックスとタラが、今回ヒーローとヒロインのよき理解者として登場、2人の心の支えになります。
特にマックスは、ウォリックのある大きな決断を後押しします。
40代半ばになり、すっかりマイホームパパとなったマックスには感慨深いものがありました。