ちょうど半年前に起きた大震災。約16,000の死亡者だけでなく、生き残った被災者も含めるとその被害者は数知れない。
この本は、その被害者の内、ほんの幾つかに、漫画という手法で光を当てた本。
その「幾つか」は、作者が被災地へボランティアへ行った体験が基となって描かれている。だからこそ、より強く光が当たり、現実味が増している。
この本には、数字で語られる震災ではなく、被害者の物語(人生)が描かれている。
ただの線で描かれた漫画と言って侮ることなかれ。時にシンプルなものが強く人の心を惹きつける。
被害者の物語(人生)があまりに自分の現実とかけ離れていて重い事実であることもあってか、逆にシンプルな画の方が伝わりやすいのかもと感じた。
読後は、自戒も込めて、タイトル通り震災を忘れること無く、日々自分の人生を真摯に生きて行こう。
被災地の方々も日々自分の人生を真摯に生きていることをこの本で知ったのだから。