絵描きのお父さんが、自転車の前になおちゃんを乗せて保育園にお見送り、仕事帰りのお母さんがなおちゃんのお迎えに行きます。夫婦で協力して子育てをしている様子が伺えます。
保育園にお子さんを預けている保護者の方なら「ああ!」と思い当たる光景が本書には沢山あります。
物語はなおちゃんの視点で描かれています。保育園に行く途中でなおちゃんが、しきりにお父さんに話しかける姿、お昼の時間の会話、「おひるねってしたくないのに、しらないうちにねむっちゃうんだよね」という、なおちゃんのつぶやきに懐かしさを感じます。
そして最後に近づくにつれ、絵はなおちゃんの目線から描かれます。お迎えの後の買い物光景は、幼い子をつれて大変だったと思い出す自分をはっとさせました。あの時、子どもも大変だったのだなぁ。愛らしいなおちゃんと共に、幼き日の子どもを思い出し私はちょっと涙が出てきました。でも、子どもの方は「懐かしいなー」と言いながら楽しく読んでいました。
保育園に通うお子さん、通っていたお子さんに。そして懐かしさでいっぱいになりたい保護者の方に
お勧めします。