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いっしん虎徹 (文春文庫)
 
 

いっしん虎徹 (文春文庫) [文庫]

山本 兼一
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

越前から重病の妻と共に江戸へと向かった鍛冶の秘めたる決意。それは、「己が作った兜を、一刀のもとに叩き切る刀を鍛える」という途方もないものだった。後に彼の刀を、数多の大名、武士が競って所望したという、伝説の刀鍛冶、長曽祢興里こと虎徹の、鉄と共に歩み、己の道を貫いた炎の生涯を描く傑作長編。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

山本 兼一
1956年、京都市生まれ。同志社大学文学部美学及び芸術学専攻卒業。99年「弾正の鷹」で小説NON短編時代小説賞を受賞。2004年『火天の城』で松本清張賞を受賞。09年『利休にたずねよ』で第140回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 508ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2009/10/9)
  • ISBN-10: 4167735024
  • ISBN-13: 978-4167735029
  • 発売日: 2009/10/9
  • 商品の寸法: 15.4 x 11 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 28,102位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
この作品は時代小説好きで刀剣愛好家には垂涎の小説である。刀剣を主題にした小説は時々あるが、史実をたどり、ここまで刀剣と刀工を真面目に描いた小説は寡聞ながら初めてである。虎徹は刀剣愛好家には随一の人気である。好き者は刀身を見て感嘆し、中心(なかご)に切られた刀工名や年期、裁断名など、あるいは刀剣書などでその時代や人物を想像し、それぞれの虎徹像をイメージしているのであろうが、この小説のおかげで、虎徹の生きた時代にタイムトラベルしその時代を見てきた様な感動を覚えるだろう。
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
日本刀には、妖気というか霊気があるように、いつも感じます。
それは、美術品ももちろんですが、通常使用する無銘の真剣も含めてです。
目的が人を殺めるための道具、そして自らの手で命を絶つ道具として、
拳銃も撃ったことがありますが、比ではありません。

長曽禰興里、後に虎徹と呼ばれる刀鍛冶の一代記です。
強盗や権力争いを絡ませて、身内の問題等、ストーリーも飽きさせません。

圧倒されるのが、その専門的な技術の説明ととても緻密な描写です。
そして登場人物の仕事に対する一途さと矜持です。
日本人は、昔から「マニアック」だったと言うのがよくわかりました。
それにしても、昔の人は偉大です。
鉄の組成分析をできない時代に、体と経験で分析してしまうのです。
作者には、頭が下がります。

NHKのプロフェッショナルが好きな方に、お奨めです。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
なんとも、勢いのある虎徹が表現されていて踏鞴(たたら)島根から江戸までの修行道中、江戸での苦悩と自信を深め突き進む虎徹を刀鍛冶の気持ちを大事に書き上げた刀ファンならずとも引き込まれる作品。刀鍛冶の仕事を知る人や島根の踏鞴(たたら)を見学した人も感じるだろう。その時の音さえも再現しているような文体は感激だ。
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