この本が家に届いた日。
小3の娘がぱらぱらっとめくって「ここが読みたい」と示したのは「リーダー」の項。
はは〜ん、と思った。
先日彼女と友達数人が遊んでいた時、彼女を含め何人かがやたらとこのキーワードを発していたからだ。
問いかけの全文は「みんなでいっしょに生きてゆくには、リーダーとルールが必要?」
なのだが、娘が知りたかった答えはみつかっただろうか。
「こども哲学」となっているだけあって、言葉は平易だ。
しかし突き詰めると大人でもこんぐらかってくる問いで、答えはそう易々と手に入らない。
でも娘の心に「疑問」が生まれた事は確かだ。
この本は、そんな子どもたちに(そして親にも)きっかけとして、思考の道筋へ誘うガイドとして、適役だと思う。
「こども哲学」シリーズの「きもちって、なに?」の「どうして、好きなのにけんかするの?」なども子どもにとって気になる項目だったよう。
自分の身近な問題だけに、関心は高いだろう。
そうやって本を手に取った時点で、それは「なんだかわからない胸のもやもや」から「疑問」という方向性をもった物に変わっているはずだ。
それは「情」を「知」へと読み替える作業だと思う。
そうしてそれは、人生を歩んでゆくのに必要な明るい灯火となるのではないだろうか。
あぶくの様に浮かんでは消える疑問から、重い鉄のかたまりの様に心にのしかかる疑問まで、この先いくつもの問題と対峙していく事になるだろう。
そしてそんな時も今日の様に、心に浮かんだ疑問と向き合っていって欲しいと願う。