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19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
こころ救われる物語,
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レビュー対象商品: いちばん初めにあった海 (角川文庫) (文庫)
ミステリー、とはいっても犯人を捜すための物語ではなく、二人の女性が、自分の人生を取り戻すまでの切ないミステリーです。加納朋子さんの作品は、『掌の中の小鳥』『月曜日の水玉模様』を読んで、これで3作品めですが、最初の作品二つはとてもこころがあったまるミステリーだったので、この作品はなんだか”異色”なかんじがしました。とても切ないのです。これほどまでに苦しい人生を生きてきた二人の女性が、どうやって過去を乗り越え、自分を見つめ直せるのか。かといって、重苦しく感じさせないのはさすが加納朋子さんです。 千波がやっと「過去」と「自分」を取り戻したとき、なんだか彼女の周りに光のシャワーが降ってきたように感じました。ああ、もうこれでだいじょうぶ、と。看護士さんの「これ以上なにを望みますか」という言葉が印象的でした。千波はすべてを失ったかのように見えるけど、なにより大事なものが残された。だから、彼女はもうちゃんと一人で生きていける、と読んでいる方が納得できるラストでした。 『化石の樹』も、ラストが素敵。そうそう人生って捨てたもんじゃないよ、と思わせられました。長く人生を生きていると、ときに自分がひとりぼっちのような錯覚を起こすこともあるかもしれません。自分が誰からも必要とされていないような。でも、そんなことはない。自分のことをこころの底から大事にしてくれる人って、必ずいるものなんです。たとえその人が、自分を憎んでいるように感じていたとしても。 前に読んだ作品のように、ほのぼのとした雰囲気のものではなかったけれど、読んだあとになんだか清々しくなるというか、こころがあらわれるような作品でした。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
答えは海のように深く・・・,
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レビュー対象商品: いちばん初めにあった海 (角川文庫) (文庫)
霧のような薄いベールが全編に立ち込める・・・。そんな独特の雰囲気のある作品でした。 他の加納さんの作品に比べると雰囲気は暗い。 けど、いつものような「日常のミステリー」よりは深く、“心の再生”を描いています。 なかなか確信がつかめずに半信半疑で読み進めていくしかないのですが、 謎の答えがすべて出そろったときのあたたかな感動はやはり加納作品。 最終的にはファンの期待を裏切らない展開。 どちらかというともう1つの「化石の樹」の方が加納さんらしくて好きです。 最後はじんわりと幸福感に包まれました。
14 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
女は必読!!,
By カスタマー
レビュー対象商品: いちばん初めにあった海 (角川文庫) (文庫)
特に高校を卒業してから3,4年たった女性にはおススメ。 あたしもこういうときがあったなーとか あのときの気持ちを忘れないでいようみたいな気持ちにさせられます。 主題は女の友情だと思います。あたしは。読んでからのお楽しみ。フフ。
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