一番やさしいって、ほんとかなあ? なんて思いながら開いてみましたが、珍しくも、タイトル通りの作りやすいレシピ本でした。
身近にある素材でつくる家庭料理がたくさん紹介されていて、これなら初心者でもささっと作れそう。「簡単な家庭料理? どこがマクロビオティックなの?」なんて思うかもしれませんが、そこがこの本のポイントでしょう。マクロビオティックはオシャレで珍しい素材を使った料理、なんてイメージを持っている人もいるかもしれませんが、実は日本に古くから伝わってきた食事&生活スタイルをベースに体系づけられたもの。その基本は陰陽のバランスを整えて体の自然治癒力を高めることにあります。
著者の大森一慧先生は、マクロビオティックの料理教室を開く傍ら、病気の人のケアも手がけてきた食養のスペシャリスト。その大森先生の本だけあって、レシピの合間に食べ物の性質や、その性質を活かしながらバランスを取る調理法などが詳しく紹介されています。マクロビオティックの基本的な考え方もわかり、料理教室に通っているようなお得感がありますね。
特にお勧めしたいのは、マクロビオティックって興味はあるけど手間がかかるし、聞いたことのない素材が多くて作りづらい、なんて思っている人。本当は、切り方や加熱の手順、調味料を合わせる順番などを変えるだけで、マクロって簡単にできちゃうんですよ〜〜。日常的に食べられそうなおなじみのメニューがほとんどなので、新しいものにあまり興味のない私の母にも勧められそうです。