まだ、最初の方を読んでいます。
著者の語り口は独特です。
関西人であることも関係あるかもしれません。
くどくど説明することはなく、サラっと語っていきます。
その日本語の流れが、心地よく、「優しく」耳にひびく感じがします。
うら返せば、多少、不親切なのかもしれません。
地球の内部構造にしても、地震波から何が分かるとか、一応の根拠が示してあり、
高温高圧実験の様子なども織り交ぜながら、
妄想に膨らんだようなストーリーに化けることを、上手に避けています。
この点、テレビなどで見る地球の歴史などは、極彩色の画面で知ったかぶりされて
妄想だらけで嫌になります。
本書は、ひとつひとつのトピックをある程度納得しながら読めるわけで、
理解が容易というその意味で「やさしい」かも知れません。
ただ、いま自分の知っている外枠と、著者の語りがうまくフィットしているから
やさしく感じるだけで、一度ずれて疑問が湧くと、
これほど不親切なことはないと感じるかもしれません。
そんな予感をいだきつつ、危うく楽しみながら読んでいます。