シリアスパート第二部の決着編、燃えます。この巻に限らず大魔王シリーズは総じてどの巻も短い中に展開が凝縮されていて、ダレずに楽しむ事が出来ます。
魔術、神の設定が独特で面白く、それをいいかげんに飛ばして読むと面白さが減ります、注意。
キャラクターの描写力があり、どのキャラにも愛着がわきます、最初の頃はヒロシがこんな良キャラになるとは想像できませんでした。
とくに主人公の阿九斗君はいいです、現代的な『燃え』があります(朴念仁なんですがシャキッとしているので不快感がありません、好感。)。
ヒロイン達(現在六人ほど)は全員がストーリーの流れの中で活きており、役割的に死んだ、とってつけたような萌えシーンがないので読んでいる方のテンションが高まります、最近は白石会長(幼児体型)の男前ぶりが好きです。
挿絵も良いです、(鎧の中のころねちゃんのエロさはもう…)エロ、燃え、萌え、のいずれもがある、しっかりとした描線。(この方の漫画版もストーリーは違いますが楽しいです、ちょっと濃い目の魅力のある絵)
七巻から九巻はひとまとまりのシリアスで(七巻『ゲーム』編はちょっとゆるめで、そこから八巻『人造人間編』、九巻『皇帝編』とだんだんボルテージが上がってきます)、一巻の時より大分引き締まった印象です。リラックスしたい、全面的に萌えを堪能したいという時に読むには向かない巻ですが、濃縮された熱い展開をぜひ一度。七巻からの一気読みをお勧めします。