この作品は、よくある刑事物語ではある。
フランス語は深く重厚な話に聞こえるから不思議だ。
「メルシィ」しか知らないオレだが、慣れすぎた英語よりおもむきがあって好きになったところだ。
登場人物はフランスの人気スターが出演されているし、こう言う話にはツートップ(2人が主役)的がふさわしいらしい。マット役が主役でフランクが準主役と言うことだね。大柄な方がほとんどなので繊細さはあまり感じず大味である。しかしながら主役(マット)の男優は、元妻と話すとき、5年前に別れたのに「その眼鏡は似合っている」と言うシーンがある。冷め切った元妻に比べて、男優の渋い表情が一瞬明るくなり、目が輝いて可愛いくらいだ。未練たっぷりな表情も読み取れると面白いかもしれない。
わきを固める女優はフランス独特の美貌を持ち合わせた方が出演されており、男くさいばかりではない。いろどりを添えて、品の良い上質なものに感じさせるね。
話はご案内のあらすじを読んでいただければおわかりだろう。
結局、最後は意外性を期待するんだが・・やっぱりね的なことで締めくくったようだ。
それより、男優(マット)は、殺伐とした刑事人生であったろうけど、路上で音楽を奏でていた男に、気持ちがこもったお金(小銭)を差し出した、あのシーンがオレは好きである。無骨な性格だけど優しいんだよ。