むか〜しの本なのに、全く色あせてない。
まるで今を予見しているかのような文章が、ちょいちょい出てくる。
...色川さんの中には、普遍的な原則が流れていたからだと思う。
原則は時代が変わっても、通用する。
色川さん的な原則っていうのは、
よくある成功哲学的な匂いのイメージじゃなくて、
もっと土臭い、泥臭い、人間臭い、
そういう匂いのする、原理原則。
でもそこさえおさえておけばいいんだ。って、
天災などもあった今、よけいにそう思う。
そして偶然にも、このエッセイ集の中の、
最初のほうと、最後のほうに、1作品づつ、
まるで今のことを書いてるようなものがあって。
地震、天災との色川さんの対峙の仕方を読んで、自分も似てるな〜と安心したり。
自も他も同じであるならば、色川さんがいずれ我が身もと書いたっちゅうことは、
いずれお前さんらもということと一緒なんだ。