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学校でのいじめ、いじめによって変わっていく性格そのもの、
痛みによる憎悪の連鎖、集団の怖さ、
一般には「いじめ」と呼ばれない家庭内での圧迫、
などを七人の作家が描いています。
正直、「いじめ」の要素を濃密に含んだ文章による現実を、
読み進めていくことは気分のいいものではありません。
私は気分が重くなり、憂鬱にさえなりました。
しかし帯に記されているように、
「魂を壊さないでよ」の名の通り、
いじめというわけのわからない暴力によって、人の心が壊されていいわけがありません。
そういうことを再認識する意味においても、
本書を一度読むことをお勧めします。
残念ながら江國香織は2行目で『いつか記憶からこぼれ・・・・』の
1編だとすぐに気づいたが、好きな作品なのでそれなりに味わえた。
その他は・・
快・不快で短絡的に行動する傾向にあるとは聞くけれど
ささいな理由で、あるいは理由もなく
個人を攻撃する、あるいは無視する『いじめ』。
一様に表面化してなくて、まわりにいる大人はちっとも気づかぬ
どころか、何もわかっておらず
自分も同じ大人の1人としてどうなんだろうと
考えさせられた。
タイトルがタイトルだけに
身につまされる内容も多く、救われない気分にもなるけれど
最後の『かかしの旅』では、主人公の前向きさに
ほんの少し希望が持ててほっと胸をなでおろし読了した。
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