この本は、「写真の技術だけの本」ではありません。
写真術の「心体技」のうち、「心」と「体」を重視した本だと感じました。
具体的には、
「心」と「体」=「写真撮影への心構えやフットワーク、被写体の探し方、テーマの探し方、プロ写真家の演出方法」
というイメージです。
ですが、
「技」=「ぶれない写真を撮るには?、ストロボの上手な使い方」
などの最低限の技術的内容も押さえてありバランスの良い本です。
「食べ物をおいしそうに写すには?」
「オークション用に綺麗で高そうに見える写真を撮るには?」
”それだけ”を知りたいという方には向いていません。
サクッっと要点だけが書いてあるハウツー本を希望されている方は避けた方が無難です。
「写真技術は習得したけど、いまいち面白い写真がとれない」
「最近、写真に飽きてしまった。写真を始めた当初の新鮮な気持ちが欲しい」
「撮るものがなくなって来てしまった」
「写真を始めたいけど、どういう楽しみ方があるのかな?」
という方にはピッタリだと思います。
写真技術だけを語った本は多数あれど、
プロ写真家が写真に対する心の内を書いた珍しい本と思います。
技術だけを学ぶよりも写真心(絵心みたいなものと思ってください)を知ることができ、急がば回れ的に写真が上達する可能性を秘めた本です。
星4つにした理由は、「本の題名がハウツー本っぽいのに、そういう本ではなかった」からです。
内容的な不満はないです。