日本中の大勢の人が繰り返し見たあの光景!
私は直接見たわけではないけれどもその光景は余りにも衝撃的だった。脳裏に強く焼き付けられた。今はもうそのような映像を見なくても頭のなかで思い浮かべられます。この本を読んでいるとそのときの光景が頭によみがえってきました。
この本には挿絵がありません。それでいいと思います。各自が心に刻んだあの光景が挿絵の代わりになるでしょう。その意味でこの本は一種の「絵本」なのかも知れないです。ある穏やかな日に昔語りのおばあさんが子供たちに紙芝居で教えてくれていたような懐かしい気持ちにもなりました。
この本はある意味哲学的でもあり、詩的でもあるようにみえます。西洋の古い書物には「詩」の形でかかれたものが結構あります。余りにも偉大なるもの、余りにも尊いものを語るとき、ある意味それは詩の形をとらざるを得ないのかもしれない。口では表現しきれない描写しきれないものを、心に描き、詩で奏でるような素敵な本だといえませんかね。評価は5つ星でもよかったのですが、ちょっと男から見るともうすこし骨っぽい感じのも期待したいので4つ星くらいにしてみました。